素質馬揃いファンタジーS 好走データ「ピッタリ」はダノンかレーヴドか
牡馬相手の朝日杯FS参戦を表明した大器グランアレグリアと新馬戦で対決し、2着に好走したダノンファンタジーが重賞タイトル奪取へ。その他にも新馬快勝の素質馬が揃い好勝負は必至!?
上位人気は不振?
2008年には13番人気、2014年には14番人気が勝利するなど、波乱の傾向が強いこのレース。過去10年の馬連平均配当は9932円、半数の5年で馬連万馬券が発生している。
人気別成績(過去10年)
1番人気〔1.1.3.5〕
2番人気〔1.0.1.8〕
3番人気〔0.1.3.6〕
4~5番人気〔4.4.1.11〕
6~10番人気〔2.3.1.44〕
11番人気〔2.1.1.43〕
1番人気は2連対、2~3番人気が1連対ずつ。その次の4~5番人気が健闘しているが、伏兵台頭の余地は大きい。ただし、今年は頭数も少なく、平穏な決着になっても驚けない。加えて1番人気は近4年連続で馬券圏内を確保しており、バランスよく考えたいところ。
キャリアは2~3戦が理想
ここ2年こそ新馬勝ち直後の馬が勝利しているが、それ以前の8年間で見れば前走・新馬戦組は〔0.1.0.17〕でしかない。キャリアの戦数別の成績で見ると以下の通り。
キャリア戦数別成績(過去10年)
1戦〔2.1.0.21〕
2戦〔3.3.5.37〕
3戦〔3.4.3.32〕
4戦〔1.1.2.16〕
5戦以上〔1.1.0.11〕
中心となるのはキャリア2~3戦の馬達。パターンとしては未勝利戦を勝ち上がってきた馬か、前走で500万やOP・重賞を走っていた馬となるが、その内訳は次の通り。
前走レース別成績(過去10年)
新馬〔2.1.0.21〕
未勝利〔2.2.5.17〕
500万〔0.2.1.36〕
OP特別〔1.1.2.24〕
重賞〔5.4.2.17〕
1着候補なら重賞組、相手候補に未勝利組やOP特別組という配置が無難ではあるが、重賞組は前走2着以内が〔2.1.2.7〕、前走6着以下が〔3.2.0.5〕という成績。2014年のクールホタルビを除けば、前走6着以下から巻き返したのはすべてデイリー杯2歳S組。現在は日程が前後に入れ替わっており、狙うなら前走好走馬となるが、今年は該当馬が不在である。
焦点は素質か実績か
前走・重賞組と同様に、前走・500万組や前走・OP特別組も純粋に前走の着順が結果とリンクしており、ともに「前走2着以内」が条件で、例外は1頭だけ。候補としては前走・ききょうSで3着のジュランビルとなるが、昨年の勝ち馬ベルーガと同じく芝1200mで勝利経験のあるキンシャサノキセキ産駒、という加点材料で押さえておきたい。
◎にはキャリア2戦、前走の未勝利戦を勝ったダノンファンタジーを推す。連対した前走・未勝利組の共通点は前走が1400m以上、3番人気以内、0.1秒差以上の着差で勝利していること。同馬はこれにぴったり当てはまる。また、中内田厩舎も今年の2歳戦で〔5.5.3.4〕、複勝率は76.5%とかなりのハイアベレージ。軸はこれで間違いない。
前走・新馬組は3頭が馬券に絡んでいるが、共通点は前走2番人気以内、前走の上がり3Fが2位以内で差し・追い込みで勝利していること。距離はまちまちだが、京都の外回りコースとあって、決め手が重要。レッドベレーザとレーヴドカナロアが候補に挙がるが、上位に据えるなら前述の中内田厩舎と同様、今年の2歳戦で〔6.6.0.11〕と高い好走率を誇る斉藤崇厩舎のレーヴドカナロア。
結論
◎ダノンファンタジー
○レーヴドカナロア
△レッドベレーザ
△ジュランビル
久光TM
凱旋門賞(GI)
払戻金 19万1600円
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土屋(競友)
毎日王冠(GII)
払戻金 16万4600円
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持木TM
スプリンターズS(GI)
払戻金 11万0430円
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菅TM
キーンランドC(GIII)
払戻金 114万8250円
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