今年も少頭数デイリー杯2歳S データから導かれた「買い」の馬

重賞データ攻略
デイリー杯2歳S

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 昨年の当レースで3着だったケイアイノーテックが今春のNHKマイルCを制覇。今後のマイル路線を占う重要な一戦に、頭数こそ少ないが今年も素質馬達が集結!

波乱は望み薄?

 一昨年が10頭、昨年が9頭、そして今年も頭立てと少頭数での施行が続く2歳マイル重賞。施行時期が1ヵ月繰り下がった2014年以降は更にその傾向も強まっている。

人気別成績(過去10年)
1番人気〔2.4.1.3〕
2番人気〔3.1.3.3〕
3番人気〔1.1.2.6〕
4~5番人気〔3.3.2.12〕
6~10番人気〔1.1.2.44〕
11番人気以下〔0.0.0.17〕

 連対馬20頭中18頭が5番人気以内。3着馬も10頭中8頭が4番人気以内で収まっており、あまり大きな波乱は望めない。6番人気以下で馬券に絡んだ4頭中3頭は逃げ・先行・捲りとバラバラだが、4角2番手以内の競馬をしていた。穴を狙うなら前々で立ち回れる馬か。

日程繰り下げの影響は?

 昨年は新馬勝ち直後の馬が1~3着を独占。2014年に日程が繰り下がった影響がどれほどあるのか、しっかりと見極めたい。

前走レース別成績(過去10年)
新馬〔4.2.2.17〕
未勝利〔4.3.2.25〕
500万〔0.0.0.5〕
OP特別〔1.3.3.25〕
重賞〔1.2.3.10〕

 このうち2013年以前と2014年以降に分けると、最も影響があったのは前走・重賞組。2013年以前は〔1.1.3.6〕と高い好走率を示していたが、2014年以降は〔0.1.0.4〕。日程繰り下げで出走数から増えそうなものだが、好走数も減少。

 その一方で前走・新馬組は複勝率が28.6%→36.4%、前走・未勝利組も複勝率が22.7%→33.3%とそれぞれアップ。新馬・未勝利勝ち直後でも、ココへ向けてしっかりと照準を合わせてきていることの方が重要なポイントということか。

前走間隔別成績(過去10年)
連闘〔0.0.0.2〕
中1週〔0.0.1.16〕
中2週〔0.2.0.18〕
中3週〔1.4.2.11〕
中4週〔4.3.1.10〕
中5~8週〔4.0.3.17〕
中9週以上〔1.1.3.11〕

 出走間隔としては中3週以上は欲しい。最近は素質馬に対してあまりレース数を使わないこともトレンドの1つであり、データ的にも休み明けはそうマイナスにはならない。

前走距離別成績(過去10年)
1200m〔1.2.1.17〕
1400m〔2.1.1.28〕
1500m〔1.0.1.4〕
1600m〔4.4.2.19〕
1800m〔2.3.5.12〕
2000m〔0.0.0.2〕

 前走1200m組は馬券に絡んだ4頭全てが小倉2歳Sの連対馬。一方、前走1400m組は馬券に絡んだ4頭中3頭が前走を上がり3F最速で勝利していた。距離延長組は重賞連対レベルのスピードか決め手が必要。前走ダート戦〔0.0.0.11〕という数字から、距離延長組からはダノンジャスティスドナウデルタの2頭をピックアップ。

ダノンジャスティス

ダノン×川田J×中内田厩舎の2週連続重賞Vがかかるダノンジャスティス(撮影:日刊ゲンダイ)

 前走も今回と同じ1600m戦を走っていた馬は最多タイの10頭が馬券圏内に。このうち9頭は前走が新馬・未勝利勝ちという馬だったが、今年は不在。そこで、2勝以上馬〔2.3.2.5〕というデータからアドマイヤマーズを推したい。新馬戦で負かした馬が新潟2歳Sを制しており、重賞でも上位争いは必至だろう。

結論

ダノンジャスティス
ドナウデルタ
アドマイヤマーズ

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