世代間の争いエリザベス女王杯 データ班が買うのは「3頭だけ」
三冠牝馬アーモンドアイがジャパンカップへ向かったことで、「鬼の居ぬ間に」ではないが、タイトル奪取に燃える女の戦いはヒートアップ! 女王の座につくのは一体どの馬か?
3歳馬VS4歳馬
連覇を目指すモズカッチャンに悲願のGI制覇を目論むリスグラシュー。3歳勢からはルメール騎乗のノームコア、秋華賞3着のカンタービレが参戦し、世代間の争いという意味でも興味深い一戦となりそう。
年齢別成績(過去10年)
3歳〔4.4.3.37〕
4歳〔4.3.6.42〕
5歳〔2.2.1.47〕
6歳以上〔0.1.0.18〕
基本的に6歳以上となると厳しいのが実情。また、近年は馬券圏内をほぼ3~4歳馬が占めており、近5年で3~4歳以外に馬券に絡んだのは昨年3着のミッキークイーンだけ。今年も3~4歳馬を中心に馬券を組み立てていくべきだろう。
人気別成績(過去10年)
1番人気〔1.4.2.3〕
2番人気〔1.2.2.5〕
3番人気〔2.0.1.7〕
4~5番人気〔3.0.4.13〕
6~10番人気〔2.2.1.45〕
11番人気以下〔1.2.0.71〕
馬連の平均配当は13431円。11~12番人気のクイーンスプマンテとテイエムプリキュアで決着した2009年の馬連10万超えが平均を押し上げており、その2009年を除けば平均は3586円に落ち着く。ここ2年は13710円、8030円と波乱だったが、過去10年のうち6年は馬連2000円未満の決着。
脚質別成績(過去10年)
逃げ〔1.0.0.9〕
先行〔2.7.1.28〕
差し〔7.3.7.58〕
追込〔0.0.1.46〕
捲り〔0.0.1.2〕
上の数字をそのまま当てはめるなら、差し→先行→差しというパターンで馬券を組み立てるのもアリか。当レースで上がり3F1位をマークした馬が〔4.0.5.5〕、2位が〔2.2.1.5〕となっているが、前走で上がり3F1位だった馬は〔1.0.2.23〕と一息。判断の難しいポイントだ。
血統面で目立つのはディープインパクト産駒の〔2.2.4.16〕、キングカメハメハ産駒の〔0.0.4.8〕という成績。前者の産駒はカンタービレとスマートレイアー、後者の産駒は不在である。
秋華賞上位馬が堅軸?
次に見て行きたいのが臨戦過程。前哨戦として府中牝馬Sが設定されているが、古馬勢は牡馬との対戦を経てここへ向かってくる馬も目立つ。
前走レース別成績(過去10年)
秋華賞〔3.3.3.26〕
府中牝馬S〔2.2.3.38〕※GII昇格後
府中牝馬S〔0.1.1.18〕※GIII時代
オールカマー〔2.1.0.3〕
京都大賞典〔1.2.0.10〕
1000万〔0.1.1.6〕
1600万・OP特別〔0.0.0.27〕
GIII〔0.1.1.25〕
GII〔5.5.3.51〕
GI〔3.3.5.29〕
馬券に絡んだ30頭中26頭までが前走でGIかGIIを走っていた(海外含む)。前走・1000万から2頭が馬券に絡んでいるが、この2頭はともにGI初挑戦ながら、5~6番人気に推されていた。
最も成績が良いのは秋華賞組。前走3着以内〔2.3.2.9〕、前走3番人気以内〔1.3.3.9〕、このどちらも満たしていれば〔1.3.2.4〕と好走率は高い。秋華賞3番人気3着のカンタービレを軸として推したい。鞍上のC.デムーロJは昨年の来日時〔29.22.19.85〕の成績。重賞を4勝、連対率32.9%・複勝率45.2%は流石の成績である。乗り替わりも問題にはならないと見た。
対する古馬勢は4歳馬から。条件としてはシンプルに距離実績。過去10年の連対馬20頭中18頭に芝2000m以上で1着があった。前走でGII以上に出走していた4歳馬でこれをクリアしたのはモズカッチャンとレッドジェノヴァの2頭。ともに牡馬相手に好走と臨戦過程は申し分ない。
結論
◎カンタービレ
△モズカッチャン
△レッドジェノヴァ
菅TM
11/17(日)福島3R
払戻金 38万4900円
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小野智TM
11/17(日)東京2R
払戻金 28万7300円
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土屋(競友)
みやこS(GIII)
払戻金 37万2300円
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三代川(編集)
秋華賞(GI)
払戻金 47万8800円
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