またも“ミルコ・マジック” 抜群の勝負勘でパッションダンスを躍らせる

佐藤直文 レース回顧
札幌2歳S小倉2歳S新潟記念

先週日曜「28万」&「38万」的中! プロ予想家40人集結、優馬プレミアム。

クラシックも視野に入る アドマイヤエイカン 【札幌2歳ステークス】

 これまた、1・2着馬がハナ差の大接戦だったが、最後は馬の差というよりも、夏の北海道シリーズだけですでに重賞を3つ制していた鞍上の差でもあったか。

 勝ったアドマイヤエイカンは、新馬勝ちのタイムこそ平凡だったが、遊びながら走って直線で一気に後続を突き放した勝ちっぷりは本物であった。最後は2着馬の抵抗に遭ったとはいえ、競り勝った勝負強さに加え、まだまだ成長の見込める素材であるという点で、先週のロードクエストに続いてクラシック候補に名乗りを上げたと言えるだろう。

 2着プロフェットは、ソツのない競馬で、時計のかかる洋芝もピッタリの馬。最後は前述した騎手の勢いの差も出たが、ハービンジャー産駒はとにかく競って弱い面があることも確かだ。

 3着クロコスミアは、前走で完敗した4着馬をゴール前で交わしたものだが、レース運びの上手さでの好走。これまで4戦のキャリアが生きた形だろう。

 人気の一角となっていたアラバスターは、出負けもあったとはいえ、4コーナーまで最後方では勝負にならなくて当然か。これが作戦だったとは思えず、行けなかったのであろうが、そのあたりが今後の課題となるだろう。

佐藤直文

筆者:


1963年、愛媛県生まれ。大学卒業後に入社し、当時(1馬)の看板評論家であった清水成駿に師事。坂路担当の調教班として馬の状態を自らの眼で確かめるとともに、独自の視点から発掘した穴馬を狙い撃つ予想スタイル。現、ラジオ日本、グリーンチャンネル解説者。

先週日曜「28万」&「38万」的中! プロ予想家40人集結、優馬プレミアム。

先週日曜「28万」&「38万」的中! プロ予想家40人集結、優馬プレミアム。

優馬 2歳馬チェック

優馬 2歳馬チェック

6月~12月に初勝利をあげた2歳馬を全頭チェック! 馬体は? 血統は? レース内容は? 総合的に判断をし、★評価をつけていきます。翌年のクラシック有力候補がきっと見つかるはず!

★5つ以上の馬を網羅。ダービー候補はこの馬!

ヒロイン候補が続出!? 牝馬の★評価。

注目勝ち上がり馬情報など毎週月曜か火曜更新。

トラックマン・記者一覧

競馬専門紙「優馬」トラックマン・記者一覧

平日はトレセンで東奔西走、週末はレース予想&馬券に全力投球。競馬専門紙「優馬」を支えるトラックマン&記者のプロフィールをご紹介します。