買い目を絞りたいクイーンカップ 5つの有効なデータとは…
過去10年でフルゲートを割ったのは、15頭だった2015年の1回だけというレースだが、今年はあろうことか出走馬が9頭にとどまった。ただ、1勝馬が大半を占める年もある中で、今年は阪神JFの2・3着馬が揃って顔を見せており、けっしてレベルが低いわけではないだろう。
やはり中心は阪神JF組
過去10年で新馬・未勝利勝ち直後の馬の勝利はゼロで、2着も2頭いるだけだ。臨戦過程で目立つのは何と言っても阪神JF組だが、連対馬の前走は以下のようになる。
阪神JF…7頭(うち3勝)
フェアリーS…5頭(うち3勝)
オープン特別…1頭(うち0勝)
500万特別…5頭(うち4勝)
新馬・未勝利…2頭(うち0勝)
500万特別が高い数字となっているのは、単純に対象馬が多いだけの話であり、連対率で考えると阪神JF組やフェアリーS組の足元にも及ばないのが現実だ。今年はフェアリーS組が不在のため、必然的に阪神JF組が中心になるが、好走のポイントは「最先着馬」であるかどうか。
阪神JF最先着馬のクイーンC成績(過去10年)
2009年 2番人気2着 ダノンベルベール 阪神JF・3番人気2着
2010年 出走馬なし
2011年 2番人気1着 ホエールキャプチャ 阪神JF・4番人気2着
2012年 1番人気2着 イチオクノホシ 阪神JF・5番人気4着
2013年 1番人気9着 コレクターアイテム 阪神JF・1番人気4着
2014年 1番人気1着 フォーエバーモア 阪神JF・8番人気3着
2015年 5番人気12着 スマートプラネット 阪神JF・13番人気6着
2016年 1番人気1着 メジャーエンブレム 阪神JF・1番人気1着
2017年 3番人気4着 レーヌミノル 阪神JF・3番人気3着
2018年 1番人気5着 マウレア 阪神JF・4番人気3着
阪神JFの最先着馬は過去10年で〔3.2.0.4〕という成績。半数以上が連対していることを考えれば立派だが、当レースで2番人気以内であれば〔3.2.0.2〕と信頼度がグッと上がる。恐らく1番人気が濃厚なクロノジェネシス(阪神JF2着)は東京でも牡馬相手にアイビーS勝ちがあり、軸はコレで決まりだ。
相手はどこまで絞れるか
当然、相手としては、阪神JFでクロノジェネシスにコンマ1秒差の3着だったビーチサンバが最有力となるが、過去10年で、1番人気馬が5連対、2番人気馬も4連対とマズマズの数字を残しているものの、1・2番人気同士の決着は僅かに1度だけしかない。ここは、それ以外の相手も吟味したいところだ。
過去10年の連対馬における有効データ
- キャリアは5戦以内(例外1頭)
- 新馬・未勝利勝ちからの臨戦馬はそこで1番人気だったこと(例外なし)
- 未勝利勝ちからの臨戦馬はそこで1番人気だったこと(例外なし)
- 前走は11月以降(例外なし)
- 前走は重賞なら6着以内、それ以外なら2着以内(例外なし)
以上のデータから導き出されたのはマドラスチェック、レッドベルディエス、カレンブーケドールの3頭。もともと少頭数だけに絞れて当然だが、これ以上手を広げることはできないだろう。
結論
◎クロノジェネシス
△ビーチサンバ
△マドラスチェック
△レッドベルディエス
△カレンブーケドール
持木TM
スプリンターズS(GI)
払戻金 11万0430円
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土屋(競友)
シリウスS(GIII)
払戻金 47万3000円
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菅TM
キーンランドC(GIII)
払戻金 114万8250円
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