京都記念をデータで攻略! 解明された「来ないパターン」

重賞データ攻略
京都記念

 年によってメンバーレベルにバラつきがあり、昨年などはダービー馬、皐月賞馬を筆頭に前年にGIを勝った馬が4頭も揃い踏んだが、一方で今年はGIが3頭ラインナップしているとはいえ、いずれも一昨年以前の勝ち馬たち。前走好走馬も極端に少ない波乱含みのメンバー構成なら、頼りになるのはデータ解析だ!

ここも4歳馬の勢いか?

 年明けからの京都の古馬重賞は全て4歳馬が勝っている。世代レベルの話は置いておくとして、ここでも4歳馬の勢いが勝るのか注目すべき。

年齢別成績(過去10年)
4歳〔4.4.3.23〕
5歳〔5.1.6.19〕
6歳〔1.4.1.24〕
7歳以上〔0.1.0.19〕

 7歳以上は明らかに割引きで、6歳馬にしても2着は多いが勝ち切れてもいない。勝ち馬に関しては4・5歳からということで良さそうだが、今年のメンバーで4・5歳馬を合わせても、実は3頭しかいない。

買えない馬の見定めも重要

 出走メンバーのレベルが高く、出走頭数が少ないこともあってか、過去10年の連対馬はすべて6番人気以内。7番人気以下の馬は3着が1回あるのみで、無茶な穴狙いは禁物。そこで、過去10年で連対例のない「来ないパターンの馬」データを列記してみる。

全く連対例のない馬(過去10年)

  • 8歳以上の馬
  • 近2走ともGI以外で掲示板を外していた馬
  • 前走が日経新春杯の馬

 最後の項目はかなり重要で、直近の同じ路線の重賞で出走頭数も17頭を数えるのに、最高着順が3着なのだ。この3項目で残るのは、4歳馬ステイフーリッシュタイムフライヤー、5歳馬ダンビュライト、6歳馬ハートレーマカヒキ、そしてギリギリのラインでもある7歳馬のパフォーマプロミスである。

GI実績と京都実績が鍵に

 出走馬の多くがGIやGIIからの臨戦ということもあり、実績面が好走の鍵を握る。

京都記念連対馬のポイント(過去10年)

  • GI5着以内か0.5秒差以内(20頭中18頭)
  • 重賞1着(20頭中16頭)
  • 京都芝で連対(20頭中16頭)

 残った馬のうち、4歳馬2頭は上記のポイントをクリアしているが、5歳馬ダンビュライトは京都での連対例がない。6歳以上の3頭は、冒頭で記した通り、そもそも2着候補の馬たちで、◎○は素直に4歳馬としたい。

 ◎はステイフーリッシュとする。近走の安定ぶりのみならず、重賞勝ちが同じ舞台の京都新聞杯であるという点も加点材料となる。○タイムフライヤーは、◎とは勝ったり負けたりの戦績で実力差はなく、GI勝ちの勲章もまた軽くは扱えない。

ステイフーリッシュ

データ班の◎は4歳馬ステイフーリッシュ(撮影:日刊ゲンダイ)

結論

◎ステイフーリッシュ
○タイムフライヤー
△ダンビュライト
△ハートレー
△マカヒキ
△パフォーマプロミス

有馬記念特集

2024年有馬記念特集

有馬記念の結果、動画、出走馬一覧、単勝オッズ、歴代優勝馬、騎手・調教師データ、歴史などを紹介する特集ページです。出走馬一覧には、単勝オッズやデータを合わせて掲載。

  • 特別登録
  • 予想オッズ
  • 想定騎手
  • 優勝馬名
  • 優勝騎手名
  • レース動画

優馬 2歳馬チェック

優馬 2歳馬チェック

6月~12月に初勝利をあげた2歳馬を全頭チェック! 馬体は? 血統は? レース内容は? 総合的に判断をし、★評価をつけていきます。翌年のクラシック有力候補がきっと見つかるはず!

★5つ以上の馬を網羅。ダービー候補はこの馬!

ヒロイン候補が続出!? 牝馬の★評価。

注目勝ち上がり馬情報など毎週月曜か火曜更新。

トラックマン・記者一覧

競馬専門紙「優馬」トラックマン・記者一覧

平日はトレセンで東奔西走、週末はレース予想&馬券に全力投球。競馬専門紙「優馬」を支えるトラックマン&記者のプロフィールをご紹介します。