盾でも注目ショウナンパンドラ 20年ぶり牝馬のワンツー決着
【佐藤直文 先週のレース回顧】
先週も東西で今後のGIを占う重要なステップレースが行われた。中山のオールカマーは、ショウナンパンドラとヌーヴォレコルトで、20年ぶりとなる牝馬ワンツー決着に。菊花賞の最終トライアルである神戸新聞杯は、芝重賞初挑戦のリアファルが、スローの逃げに持ち込んで、リアルスティールの猛追を凌ぎ切った。
牝馬が強いのか それとも… 【オールカマー】
1997年のメジロドーベル以来18年ぶりとなる牝馬優勝を果たしたショウナンパンドラ。そして20年ぶりの牝馬ワンツー決着となったわけだが、中山記念のヌーヴォレコルト、大阪杯のラキシスに続いて、今年の古馬中距離GIIにおいて、3頭目となる牝馬の勝ち馬が誕生したことになる。これだけ複数の牝馬が活躍する年も珍しいが、一方では、宝塚記念勝ちのラブリーデイが今年の中距離重賞を4勝もしているわけで、この路線での牡馬勢力が手薄であると言えるのかもしれない。
ショウナンパンドラは、秋華賞勝ちや3着好走の宝塚記念がそうだったように、ロスなく運んでインから差すイメージのあった馬だが、今回は道中こそインで立ち回っていたが、直線では外に持ち出されて矢のような伸びを見せた。馬場の回復も進んで瞬発力が生きる状態となったのも良かったが、抜け出す脚の速さはさすがにディープインパクト産駒ならでは。このあとは天皇賞に向かうとのことだが、頭抜けた存在がないことを考えれば、伏兵以上の評価を与えていいかもしれない。
2着ヌーヴォレコルトは、序盤にハミがかかって鞍上が手綱を抑え込むシーンも見られたが、好位のインで折り合いを付けて、直線では逃げたマイネルミラノの内から鋭く脚を伸ばした。ここまでは中山記念と同じパターンであったが、外から勝ち馬にあの脚を使われては仕方ない。ただ、3着以下の牡馬勢には2馬身の決定的な差を付けており、クビ差勝ちだった中山記念以上に内容は評価できるはずだ。
3着ミトラは、年明けのアメリカJCC2着がフロックではなかったことを示した形だが、中山外回りの適性が高いと思える走りだった。今回が半年ぶりで、東京も走る馬だけに、今後も目が離せない。
ロゴタイプは、プラス10キロの馬体が少し立派に映ったが、手応えほどの脚が使えなかったあたり、2200mは微妙に長いのかもしれない。
宮崎(競友)
阪神ジュベナイルF(GI)
払戻金 49万7300円
的中買い目を見る
武井TM
阪神ジュベナイルF(GI)
払戻金 18万7650円
的中買い目を見る
三代川編集
香港マイル(GI)
払戻金 40万3700円
的中買い目を見る
土屋(競友)
カペラS(GIII)
払戻金 17万4600円
的中買い目を見る
宮崎(競友)
チャンピオンズC(GI)
払戻金 54万1500円
的中買い目を見る
宮崎(競友)
阪神ジュベナイルF(GI)
払戻金 49万7300円
的中買い目を見る
武井TM
阪神ジュベナイルF(GI)
払戻金 18万7650円
的中買い目を見る
三代川編集
香港マイル(GI)
払戻金 40万3700円
的中買い目を見る
土屋(競友)
カペラS(GIII)
払戻金 17万4600円
的中買い目を見る
宮崎(競友)
チャンピオンズC(GI)
払戻金 54万1500円
的中買い目を見る