プリモシーンらは「消し」でOK イチオシ穴馬はアタマで狙える

重賞データ攻略
中京記念

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 今年もサマーマイルシリーズが開幕。第1戦の中京記念、3歳馬の参戦もあって賑やかなメンバー構成になったが、ハンデ戦らしい混戦模様で馬券妙味は十分!?

勝ち馬は伏兵から

 中京コースが改修されてからの7年を振り返ると、1~4番人気が〔1.1.5.21〕。それに対して5~7番人気が〔6.3.1.11〕。1着候補という視点で考えるなら、上位人気馬よりも少し穴っぽい馬を狙ってみたいレースである。

中京記念の勝ち馬(過去7年)
2012年 5番人気1着 フラガラッハ 牡5歳 57キロ
2013年 5番人気1着 フラガラッハ 牡6歳 57キロ
2014年 7番人気1着 サダムパテック 牡6歳 58キロ
2015年 6番人気1着 スマートオリオン 牡5歳 57キロ
2016年 7番人気1着 ガリバルディ 牡5歳 55キロ
2017年 5番人気1着 ウインガニオン 牡5歳 57キロ
2018年 1番人気1着 グレーターロンドン 牡6歳 56.5キロ

 上に挙げた勝ち馬7頭の共通点を整理すると、以下の通り。

中京記念勝ち馬のポイント(過去7年)

  • 5~6歳(7頭中7頭)
  • 56.5キロ以上(7頭中6頭)
  • 前走がOP特別・GII・GIII(7頭中6頭)
  • 芝左回りで1着(7頭中6頭)
  • 重賞3着以内(7頭中6頭)

 前走がGIだった馬は〔1.0.0.14〕と一息で、3歳馬〔0.0.0.4〕、4歳馬〔0.0.2.7〕という数字も加味すると、4歳馬プリモシーン、NHKマイルC組のカテドラルクリノガウディーグルーヴィットは思い切って消してしまうのもアリだろう。

プリモシーン

不利なデータが揃ってしまったプリモシーン(橙帽)(撮影:日刊ゲンダイ)

 勝ち馬の傾向としては、基本的な実績を備えていてハンデがそこそこ課されている5~6歳馬となる。一見すると、何の変哲もない条件ではあるが、上記の条件を全てクリアした馬はゼロ。今年はトップハンデが57キロと例年よりも少し低く、斤量面の条件は少し緩めても良さそう。

 狙うなら56キロで、斤量面の条件だけ一歩届かなかったロワアブソリュー。当舞台に勝ち鞍があり、新馬戦では宝塚記念馬ミッキーロケットに勝利、アーリントンCでは後の天皇賞馬レインボーラインとタイム差なしの3着。重賞級のポテンシャルは秘めている。

1着候補

ロワアブソリュー

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