穴馬もランクインの調教BEST5 モーリスは3位、気になる1位は?

競馬専門紙「優馬」プレゼンツ『調教BEST5』。天皇賞(秋)出走馬で、調教・最終追い切りでの評価が高かった馬BEST5をご紹介します。豪華メンバーが揃って難解なレースとなりそうですが、追い切り評価が高かったのは…? 全馬の最終追い切り時計や、パドックでチェックすべきポイントも掲載。それでは第5位からカウントダウンスタート!

調教BEST5
天皇賞(秋)

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第5位 ヤマカツエース

13)ヤマカツエース
牡4 (栗)池添兼雄
[好気配]池添26日栗坂良(1回)
52.4 – 38.2 – 25.3 – 13.0 一杯に追
気配…A 動き…A 総合評価…88点
先週はCWで6F80秒を切る時計。最終追いも坂路で軽快な動きをみせ上昇。

札幌記念(5着)は宝塚記念のダメージが抜け切っていなかった面もあるようだが、本質的に渋った馬場はプラスではない。最終追いのラスト1Fは13秒0と掛かったが、スピードタイプらしく動き自体は軽快。前走よりも状態は確実に上昇。

池添兼師「宝塚記念の疲れが抜け切っていなかった前走時と違い今回は馬に本来の活気が戻っている。だから調教でも手加減せずにビシビシと追えているんだ満足のゆく状態で臨めるよ」

パドックここをCHECK→前走は馬体重マイナス10キロが響いたか。プラス体重で馬体にハリがあるようなら穴の予感。

ヤマカツエース

軽快な動きで坂路を駆け上がったヤマカツエース(撮影:日刊ゲンダイ)

第4位 ルージュバック

9)ルージュバック
牝4 (美)大竹正博
[好気配]助手27日南W良
51.8 – 37.6 – 12.4 (4)G追先着
気配…A 動き…A 総合評価…90点
軽く仕掛けると抜群の反応で抜け出した。絶好調と言っていいだろう。

格下が相手の3頭併せとはいえ、最内から併走馬を圧倒。弾むような力強いフットワークは牝馬とは思えないほど。以前よりも力強さがあり、牝馬同士の戦いよりも牡馬相手の方で結果が出るのも頷ける。ただ、中間は短期放牧での調整を挟んだために日程がタイト。馬体減が心配されるが、逆にそれさえクリアできれば走破圏内だろう。

大竹 師「いつも通り、レースの翌日に放牧に出して20日の木曜日に戻ってきた。最終追切り前で450キロだったので、レースもそのあたりになりそう。乗り方は戸崎圭Jに任せているし、相手は更に揃うが頑張って欲しい」

パドックここをCHECK→馬体減で細く見えるようなら疑ってかかった方が良い。少し口を割ってうるさい位ならいつも通り。

ルージュバック

紅一点のルージュバックは絶好調といえる動きを披露(撮影:日刊ゲンダイ)

第3位 モーリス

8)モーリス
牡5 (美)堀宣行
[好気配]助手26日南W稍
69.7 – 55.0 – 39.9 – 12.9 (6)直強先着
気配…A 動き…A 総合評価…92点
3週続けて中身の濃い併せ馬を消化。迫力満点の動きで抜かりはない。

2戦続けて2着に敗れているが、特に前々走の安田記念は難しい調整を強いられたのが大きかった。前走にしても馬体を見る限りは仕上がり途上とジャッジできる。1週前追いではサトノクラウンと併せて良化を促し、最終追いは重賞勝ち馬を相手にアッサリと先着して軽さも出てきた印象。力強い後肢の駆動は健在で、これだけ動けば2000m戦でも期待できる。

堀 師「最終追いもしっかりやれましたし、リズムも良かったです。不安のない状態です。前走や、血統的に見ても2000mは問題ないでしょう。ムキになる面も解消されてきましたし、流れに乗れればです」

パドックここをCHECK→連勝時の馬体重は510キロ前後。今回追い切り後の計測が526キロなので注意深くチェックしておきたい。あとは首をしっかりと使って歩けていればOK。

モーリス

1週前、最終追いと良化を示す動きを見せているモーリス(撮影:日刊ゲンダイ)

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