絶好調ルメール×イスラ 敵は香港勢? マイル仕上げのステファノス?

優馬TM座談会
安田記念
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GI馬の評価は如何に 穴馬たちも虎視眈々

デスク「まだまだチャンスのある馬はたくさんいると思うけど、中でも昨年の覇者ロゴタイプだよな。昨年は人気薄も仕方なかったとはいえ、今年も人気にならないのはどういうことだ?」

加茂「昨年の勝利がいろいろと恵まれたことは確かやけど、その後の4戦も着順ほど負けとらんし、7歳を迎えても年齢的な衰えは感じませんわ。ハナにこだわるタイプでもないから、2~3番手を自分のリズムで運べるようなら再現があってええんやないかと」

西田「前走の中山記念では、向正面で後続に早目に来られた分の3着で、中山巧者ではあるんですが、むしろ東京の方がハマりやすい印象も受けましたね。予定していたダービー卿CTはフレグモーネで自重する形となりましたが、山元トレセンで乗り込みを開始してからはグングンと状態を上げてきたようで、田中剛師も“グッとくる反応に今ひとつ欠けていた前走時とは雲泥の差”という好状態です。昨年ほどの楽な流れにはならないとは思いますが、前が残る今の馬場で早目抜け出しの戦法が巧くハマれば、今年もアッと言わせるはずですよ」

ロゴタイプ

昨年の覇者ロゴタイプは今年も人気薄の模様(撮影:日刊ゲンダイ)

守屋「僕は、GI馬で前哨戦を勝ったにもかかわらず人気にならないレッドファルクスを狙います。昨年のスプリンターズSは、自身2度目の右回りがどうかと思い印は抜けにしたんですが、中団から鋭く追い込んでその後マイルCSを勝ったミッキーアイルを捕えたパフォーマンスにビックリしました。前走の京王杯SCも重馬場を苦にせずアッサリ抜け出し、不得手と見られていた道悪も克服。見る目がないだけなのかもしれませんが、僕が思っている以上に強い競馬で、ここも勝負になると思います。そもそも、マイル戦はデビュー2戦目の中山で1度きりの経験しかなく、そのときは外枠で出遅れ、まだ追走に精一杯だったころ。馬体やトモの状態ももうひとつという話で、そのときのマイル戦は距離適性がどうかという話ではなかったはずです。全てにおいて成長した今なら、距離をこなしても全く不思議はないでしょう」

坂倉「陣営も“前走はスローで他馬が折り合いに苦労した中で、しっかりと折り合っての完勝。あの内容ならマイルでも問題ない”と、距離延長に不安はない様子でしたね。スプリンターズSの時もそうでしたが、疲れを残さずに負荷をかけられるDコースでの追い切りがうまくいったようですし、状態面の不安もなさそうですよ」

馬場サトノアラジンの近走は、馬場が合わなかったり不利があったりと不完全燃焼続きですが、昨年のマイルCSでも1番人気に推されていたように、GIを勝つだけの力はある馬です。昨年のこのレースにしても、今回人気のイスラボニータには先着していますし、雨の心配がない今回は狙い目だと思います」

那谷「成績が安定せずアテにならないタイプだけど、サトノアラジンは重賞2勝の1400mがベストなのではなく、マイルがベストだと声を大にして言いたいな。“この馬は大型で器用さがなくて、加速に時間がかかる。だから、4コーナーから早目に仕掛けて大外を回すような荒々しい競馬でこそ持ち味が生きる”という池江寿師の言葉通り、今回は過剰な人気も背負わず気楽に乗れそうだし、狙って損はないよ」

馬場「同じように人気のないブラックスピネルも、エアスピネルとは勝ち負けを繰り返している割に、人気に開きがありすぎですよね。前走のマイラーズCにしても、イスラとは内外の差、エアとは道中の位置取りの差をゴールではかなり詰めていて、中身は濃いと思います」

瀬古「上がりはメンバー最速だったブラックスピネルの前走に関しては“もう少し前で流れに乗れていれば”と、音無師が唇を噛んでましたよ。アンビシャスの話でも触れたように、“前に行ける脚があって、追ってからの瞬発力もある。流れが遅いようなら行ってもいい気持ち”とのことですし、人気以上の走りが期待できると思いますね」

大江原「ほとんどカラ人気と言っていいヤングマンパワーも、バカにはできないぞ。前走は、マイルCSでは大敗した舞台で、積極的な競馬をして好走できたもの。コース云々ではなく、乗り方ひとつで通用することが実証できたと思うんだよな。中距離路線からの転戦馬や香港勢がいて展開も読みにくいから、力通りの結果とはならないだろうし、だったらスムーズに立ち回った馬が勝利をモノにしそうな感も受けるよ。好位で運べるこの馬にも、チャンスは十分あるんじゃないか」

デスク「あとは5連勝中の上がり馬、グレーターロンドンを推す声が挙がらないが…」

守屋「蹄葉炎で長い休養を余儀なくされただけに、とにかく大事に使われてきた馬で、中間は放牧に出さずに厩舎で在厩調整してきましたが、陣営もここを除外されるなら翌週のエプソムCでもというつもりだったようです。しかし、5月10日に追い切ったあと、脚元が熱を持って歩様もコトコトして悪くなったので、馬場入りを4日休んだとのこと。脚元は蹄鉄を打ち替えたら良くなって、追い切りは再開できましたが、“まだ少し重目が残っている”と大竹師は話してました。ただ、“ギリギリまで爪や馬の状態を見極めて、追い切った水曜の夜に出走を決めた”というのは、いかにも慎重な師らしい判断で、出てくる以上は状態面での割引きはそうしなくてもいいとは思います。それより、4連勝してきた田辺騎手が乗れない方が痛いかもしれませんね。調教に跨ったとはいえ、福永騎手は実戦ではテン乗り。ゲート含め、実戦での手応えを知らないのは、やはりGIの舞台ではマイナスに映ります。唯一2着に負けた山吹賞では、道中で落鉄していて、それがなければ差し切っていたと思いますし、能力や決め手は非凡なモノがあるんですが…」

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