絶好調ルメール×イスラ 敵は香港勢? マイル仕上げのステファノス?
今年は一味違う 怖い怖い香港からの刺客
デスク「馬券になったのは2008年のアルマダが最後の外国勢だけど、今年の香港馬はここへきて評価が急上昇しているな。中でも、ビューティーオンリーは、スタッフの◎の数では最多の支持を集めているが、この馬はイタリアで“ジェントルマンオンリー”の名でデビューした後に香港へ移籍して改名したそうだな。去勢も同じ時期で、ジェントルマンからビューティーへ、KABA.ちゃんみたいな変貌を遂げたわけだ」
須藤「馬券発売もされて注目も高まった暮れの香港シリーズでしたが、この馬の香港マイルでの強さには、日本馬では敵わないと思いましたね」
小桧山「2着に負けた前走にしても、ペースが遅ければ遅いなりに位置の上げ下げができる器用さも見せているからな。日本馬にこれといった馬がつからない、という薄弱な根拠ではあるんだが、アウェーの戦いでも魅力を感じるよな」
瀬古「香港移籍後では初の海外遠征で、初の左回りとなる点も鍵でしょうが、2年前の高松宮記念でのエアロヴェロシティのようなシーンが目に浮かびますね」
持木「来日後の調教では左回りにも対応しているようですから、問題はないでしょうね。パンパンの良馬場での香港マイル勝ちが示すように、今の東京の馬場もピッタリだと思います」
佐藤直「ビューティーオンリーは、その香港マイル以降の4戦こそ勝ち損ねているものの、同じパンパンの良馬場だったのは2走前だけで、その勝ち馬が史上初めて香港の4歳クラシックを完全制覇した名馬なら仕方ないよ。ベストは1分33秒台でも、日本の馬場なら軽く1分32秒前後で走れそうな馬だな」
山崎「サイレントウィットネスやブリッシュラックで日本のGIを制しているクルーズ師ですから、高速馬場に合う馬を送り込んできたと言えますし、何より日本遠征のノウハウを熟知してますよね」
デスク「香港勢については、“東京出張”でしっかりと取材してきた久光の話も聞いておかないと、だな」
久光「ビューティーオンリーは、水曜日にゲートから実戦を見据えた意欲的な調教を消化しており、日本では少ないことなので、こういった調整はよくやるのか?と質問したところ“いつもはバリアトライアル(レース形式の調教)を課して出走するが、今回は芝のバリアトライアルが日程の都合で使えなかった。それで実戦を馬にも意識させるためゲートから出して1000mまでしっかりやった”と師は答えてました。実際の見た目にも加速が良くて、左回りのコーナーリングも非常にスムーズだったのは好感を覚えましたね。偶然にも調教後に地下馬道を引き上げる馬を間近で見たんですが、馬体はムチムチで調教後のマイナス馬体重など全く感じさせないものでしたし、過去に勝負になったブリッシュラックやアルマダと比べても遜色ない雰囲気と動きでした。“雨馬場なら忘れてくれて良い”とも師が冗談交じりに言っていましたが、その心配もなさそうですしね」
田崎「僕は、実際に前走で勝っているコンテントメントも実力では遜色がないと思います。昨年大敗しているのでイメージは悪いですが、当時とは別馬の可能性がありますよ。なので、香港勢は買うなら両方、あるいは両方買わない、のどちらかではないかと…」
デスク「で、結論は後者の方というわけか」
田崎「ハイ、来たらゴメンナサイの気持ちですね」
久光「コンテントメントは、昨年と同じくホライゾネットを着用してました。気になるほどのうるささはなかったんですが、数字上は同じくらいのビューティーオンリーの馬体と見比べると、張りという点では物足りなさを覚えましたね。会見では昨年よりは良いとの話でも、実際の調教後馬体重は大幅マイナスなだけに、どこまで信用できるかは微妙です。実力的にはビューティーと15度の対戦で7回先着しているように一概に無視できない面はありますが、負け越しているのは事実で、前走にしてもビューティーは完全に脚を余しているので、やはり純粋な能力はあちらが上でしょう。マジックマンの手腕でどこまで健闘できるか、というのが個人的な評価です」
広田TM
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三代川(編集)
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