注目はハイレベルな鳴尾記念組 データ班が七夕の願いを託した馬は…

【データで勝つ!重賞レース完全攻略】
福島の名物重賞、七夕賞。サマー2000シリーズの開幕レースは激戦必至の様相だが、データは先行有利の結論に。好メンバー集結のプロキオンSも掲載中!

重賞データ攻略
七夕賞プロキオンS

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七夕賞

 ざっと見渡しても掴み所の難しいレースではあるが、2年前から開催日が開催最終週から2週目に移動。それによって傾向が少し変わってきた。それまでは4角最後方からの追い込みも決まっていた位だが、馬場がまだ傷んでいない分か、この2年は前にいないと勝負にならなくなった。その過去2年を振り返ってみると、

2013年
1着 2枠4番 マイネルラクリマ 通過順 3-3-1
2着 5枠10番 トレイルブレイザー 通過順 6-7-2
3着 1枠2番 タガノエルシコ 通過順 9-9-12

2014年
1着 1枠2番 メイショウナルト 通過順 1-1-1
2着 2枠4番 ニューダイナスティ 通過順 9-8-7
3着 4枠7番 マイネルラクリマ 通過順 4-3-4

 差してきた昨年の2着馬や一昨年の3着馬はどちらもインコースを捌いてきた馬だけに、「前有利」と「内有利」は頭に入れておきたい。また、先週の福島で行われた芝レースは全部で14鞍。逃げ馬は〔0.5.3.6〕と、勝ち鞍こそないが半数以上が馬券に絡んでいる。ちなみに4角の通過順が5番手以内の馬が〔10.11.9.47〕だから、前述の傾向は今年も当てはまりそうだ。

 過去2年の七夕賞は2~3F目が速くなり、テンの3Fがそれぞれ33.7秒、34.8秒と2000m戦にしては速い流れ。それ以外の区間にしても11.6秒~12.6秒の間で納まっており、急激なラップの変動が少ない持久力の試されるレース。中山開催の2011年を除く過去5年で距離短縮組が〔0.1.0.15〕と振るわないのも、スローの瞬発力勝負とはレースの質が違うからなのだろう。

 今回のメンバーで最も評価したいのが鳴尾記念組。勝ち馬ラブリーデイが宝塚記念も制して脚光を浴びたが、レース自体も2F目に10.9秒を刻み、4F目以降が11.5秒~12.1秒に収まる淀みないレース。メイショウナルトトウケイヘイローはともに休み明けで失速も仕方ない。この条件ならハンデが重くとも巻き返しは可能だろう。一方、鳴尾記念でメンバー最先着のグランデッツァだが、2000mでは〔0.0.1.3〕とやや一押しが利かないことと、今回は外目の6枠11番。押さえは必要かもしれないが、信頼しすぎるのは危険か。

 その他では、同舞台の福島記念で内から追い上げて2着したフラアンジェリコゲシュタルトは2走前のモンゴル大統領賞が道中緩みのないペース。そこで逃げた2着馬から0.3秒差なら押さえてみたい。

結論

メイショウナルト
トウケイヘイロー
フラアンジェリコ
ゲシュタルト
グランデッツァ

七夕賞連覇を目指すメイショウナルト(撮影:日刊ゲンダイ)

七夕賞連覇を目指すメイショウナルト(撮影:日刊ゲンダイ)

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