今週はM.デムーロが福島を制す？　七夕賞＆プロキオンSのTM本音トーク

コース巧者も虎視眈々

西田「私は、昨年の勝ち馬メイショウナルト◎なんですが、素直過ぎますか？　昨年より１キロ重い５７キロですが、最近のハンデ戦では常に５７．５キロを背負っていたんですから、若干ラクになるはずですよね」

福田「同じ鳴尾記念からの臨戦でも、昨年が叩き３走目やったのに対して、今年は２走目。良くなっちょる言うても、ピークは次の小倉記念やないか？　陣営は“２番手からでもＯＫ”言うてるけど、理想はハナの馬やし、トウケイが行くから控えるちゅうことなら、持ち味も半減やね」

デスク「実は、ＴＭ陣の◎が一番多いのがフラアンジェリコ。久光、坂倉、コジに守屋、濃い連中だな」

久光「僕の何が濃いのか、言ってる意味がわかりませんが、５ハロン６５秒３という自己ベストだった先週、そして今週と、それこそ“濃い”内容の追い切りで、７歳馬とは思えぬ活気がありますね」

坂倉「悩まされていた脚元の不安がなくなって、思い通りの調整ができていますよね。昨年の福島記念では、内をロスなく回ってゴール前の伸びも目をひく２着。当時と同じ５４キロのハンデに加え、ここは流れも向くと思います」

小島「ここ２戦は、状態も本物ではなく参考外。思い切りの良い田辺騎手が跨ぐという点も魅力ですよね」

守屋「言いたいことはみんな言われちゃったんですけど、僕は福島記念の時計があの時期としてはかなり速く、今回が時計勝負になっても十分対応できると思っています。２枠４番というのも絶好枠ですから、再現に期待したいですね」

庄司「僕は福島で３戦して１、３、３着のマイネルディーンが、このメンバーでは最もコース適性が高いと見ています。特に２走前の福島民報杯は、オープン特別とはいえ、２着ダコールが次走で新潟大賞典を勝ち、９着馬と６着馬が先週函館の巴賞でワンツーですから、かなりのハイレベル。狙って損はないですよ」

守屋「あと、枠順を見て印を下げたんですが、ヒラボクディープも怖いんですよ。前が引っ張る流れで、脚が溜まりそうですし、状態自体も上がってきましたからね。ただ、先週のラジオＮＩＫＫＥＩ賞で、国枝師が“内枠が理想”と言っていたロジチャリスが大外を引いたのに続いて、またも外枠ですからね。今回も内枠が欲しかった師は“ＪＲＡに意地悪されてるよ”と冗談めかすほどで…」