GI視野のロジクライが人気も 「重鎮」二人は重賞初挑戦馬に◎

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サマー王者&GI獲りへ 仕上げに抜かりはないロジクライ

デスク「サマーマイルシリーズの最終戦として、勝てば王者となる馬たちが揃った上に、この秋のGIを目指す馬もいるという構図だが…」

武井「その両方を兼ねるのがロジクライですね。前走の中京記念は、差し追込勢が台頭する流れを直線で一旦は先頭に立つ正攻法の形で、レコードにコンマ1秒差の2着なら、負けて強しと言える内容でしたし、センス十分のレースぶりから初の中山コースにも不安はないでしょう。そういう意味ではサマー王者に最も近い存在でしょうが、もともと3歳時のシンザン記念で、後の桜花賞馬を抑えて勝っている素質馬だったことを考えれば、立ち直った今ならこの先のGIも視野に入るはずですよ」

坂倉「前走の中京記念は、本当にキツイ展開だったと思いますし、ゴール寸前まで粘った内容は相当強かったですよね。高速決着の予想される開幕週の馬場も追い風になるのではないでしょうか」

小野智「流れとしては完全に決め手比べだった中で、レース運びの巧さと渋太さを生かし切ったことは、大いに評価できますね。その勝ち馬が不在のメンバーなら、軸は譲れないはずです」

久光「骨折による2年近いブランクからの復帰2戦目以降は、超ハイペースを自ら作ってしまったマイラーズCを除けば実に安定した戦積ですからね。前で運べる点は開幕週ではより有利に働きますし、4走前に降したヒーズインラブのその後を思えば、ここでの力上位も明白でしょう。先週の栗東坂路で一番時計を叩き出していることから、デキも申し分ないと思います」

山崎「マイラーズCのロジクライは、完全に折り合いを欠いてしまったものでしたが、今回は前走同様に行きたい馬が揃っているので、同じように前を見ながら好位で運べそうですね。一週前の一番時計もさることながら、最終追いもまた、時計・動きともに素晴らしかったですよ」

デスク「ただ、準オープン、オープンと連勝を飾った時には、このまま重賞もアッサリ勝てるんじゃないかと思ったんだが、そう考えるとここ2戦は足踏みしているとも取れるんだが…」

那谷「マイラーズCは、テンの3ハロンが33秒9でペース的にも仕方なかったと言えるし、前走にしても、レースの1000m通過ラップは57秒0だから、好位からでも全く息は入らなかったはず。それで2着なら、内容的には勝ち馬以上に強かったと言えるんじゃないかな。前走後は一番の酷暑の時期を避けて、ここ目標に調整できたという点で、関屋記念組よりもアドバンテージがあると思うし、何よりシリーズ王者がかかる戦いだけに、陣営も仕上げに抜かりはないよ。人気でも嫌う手はないよな」

ロジクライ

ここを勝ってさらなる高みを目指したいロジクライ(撮影:日刊ゲンダイ)

守屋「僕は夏場に使わなかったヒーズインラブに、それ以上のアドバンテージがあると思います。ダービー卿CTの勝利は、モーリスのレースレコードと同タイムという点でかなりの価値がありますし、前走の安田記念こそGIの壁に阻まれましたが、GIIIのここなら十分胸を張れる実績と実力があるはずです。鉄砲実績もあるので、休み明けへの不安もないですし、2走前のように巧く馬群を捌いてこられれば、チャンスはあると見ました」

広田「陣営によると“もともと夏場に弱いタイプなのでここからの始動となったが、調整は巧くいった”とのことです。春に勝ったベストの舞台で、当時のようにうまく噛み合う競馬ができれば、当然、勝ち負けになるでしょう」

西田「私はサマーシリーズ皆勤賞のワントゥワンを狙います。開幕週のレースにもかかわらず、このレースでは意外と差し馬が台頭する傾向にありますし、先行しそうな馬が揃って56キロ以上のハンデを背負っているという点でも、53キロのこの馬の一角崩しがあっていいと思います」

小島「前走の関屋記念は、3キロ軽かった勝ち馬とは斤量の差と言える負けでしたからね。そこから1キロ軽くなるハンデで、しかも今回はメンバー最軽量というのは有利な状況でしょう。初の中山コースがどうかの声もありますが、デキが良くて充実している今なら、不安より期待の方が大きいと思いますよ」

広田「前走のように長くいい脚を使うレースぶりからは、トリッキーな中山コースへの不安も禁じえませんが、陣営も“一瞬の脚もいいモノがあるから、中山でも不安はない”とのことでしたね。テン乗りの戸崎圭騎手が、巧く持ち味を引き出してくれれば、ここも争覇圏と言えるでしょう」

大江原ヤングマンパワーも、前走の関屋記念は自身よりも斤量の軽い馬たちに足元をすくわれた形と言えるぞ。正攻法の競馬で見せ場は十分にあったし、もともと夏場に強い馬で、ダメージもなく引き続きいい状態で出走できるのは何よりだよ。過去2年、関屋記念の後は東京まで待ったんだけど、毎日王冠や富士Sよりもメンバー的に楽なのは間違いないし、中山マイルなら右回りでも能力は出せるコース。今年は先を見据えずに、勝てばサマー王者となるここへ、陣営も勝ちを意識している様子だったからな」

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