◎バラバラ混戦模様のシンザン記念 新・関西本紙担当の答えは…

初日の土曜日に組まれた東西の金杯に続いて、日曜の京都では、クラシックを睨む3歳馬の今年最初のステップレースであるシンザン記念が行われる。正月気分など無縁のTM(トラックマン)陣が、今年も年頭から熱い!

優馬TM座談会
シンザン記念
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師は「結構自信アリ」 アントリューズに本紙◎

デスク「抜けた馬のいない大混戦模様だけど、15名のスタッフの◎が、出走12頭中8頭に散っていること自体が、その裏付けだろうな。そんな中で、今年から関西本紙を担当する須藤は、2勝馬の中から関東馬のアントリューズを◎に指名したわけだが…」

須藤アントリューズは、2000mの新馬戦大敗からマイル路線に転じての2連勝。瞬発力があって並んでからの勝負強さもありますね。これといった癖もなさそうで、現時点での完成度はなかなかのものと判断できますし、デビュー戦以来の右回りも問題ないと見ました。ただ、この馬も含めて一長一短のメンバーなので“自信の◎”とまではいきませんけどね…」

守屋「栗田徹師は結構自信アリの様子でしたよ。“緩かった馬体も徐々にシッカリしてきて、本当にいい成長をしている。初戦の福島戦はまだまだ…という状態で、小回り向きではないと思っていたし、特に右回りが悪いというワケでもない。調教のWコースでも問題なく動けているしね。京都の外回りコースはこの馬に合いそうだと思って使うので、好結果を期待”と、マイナス材料を口にしてませんからね。実績のみならず素質も上位だと思いますよ」

アントリューズ

有力候補の1頭である関東馬アントリューズ(撮影:日刊ゲンダイ)

デスク「ただ、他のTMの◎は、この馬を含めた4頭の2勝馬よりも、1勝馬に多く集まってるんだな」

市場「中でも注目したいのがミッキーブリランテです。前走は巧く運べたこともありましたが、ラスト突き放した脚はなかなかの迫力がありました。マイル戦は初めてになりますが、京都の外回りに加えて、先に行きたい馬の少ない組み合わせなら、流れの違いに戸惑うこともないでしょう。いきなりの重賞挑戦でも、どんなレースをするか楽しみの方が大きいですね」

加茂「折り合い面を考えると、距離が短くなるのもプラスに働くはずやし、まだまだ余力のあった前走の勝ちっぷりなら、重賞のここでも期待できまっしゃろ」

細川「やはり陣営も、口向きの悪さなど折り合いに多少苦労していた前走の走りを見てこの距離を、そしてメンバーレベルも考えて使ってきたようです。前走の直線での抜け出し方から、重賞級の能力があることは間違いないですし、楽しみなレースになりますね」

中邑「僕は同じ1勝馬でも、パッシングスルーを◎に抜擢しました。前走は内をロスなく立ち回った先行勢が2・3着に残る展開を、大外を回っての差し切り勝ち。着差以上に強い内容でしたから、ここでも期待は十分に持てます」

守屋「黒岩師も“元々、心肺機能が高くいい馬だと思って期待してデビューを迎えたが、逃げ馬が2着したレースだし、掲示板に載ったほかの馬も全部4角では前にいた馬。それを差し切ったんだから価値があるよね”と、満足気にレースを分析していましたね。今回の調整については“放牧先のノーザンF天栄で乗り込まれての入厩は、デビュー戦と同じ過程。気持ちのオン・オフがハッキリしている馬で、調教ではヤル気満々でも終わった後はすぐに落ち着きを取り戻すのがいいね。牧場や競馬場、トレセンなどの輸送でもまったくイレ込まず落ち着いているので、初の京都遠征でも大丈夫だと思う”とも。“朝日杯2着のクリノガウディーが回避したし、2勝馬が複数いるけど時計などを見比べても抜けた馬はいないと思う。今の状態の良さを生かせられれば、面白いよ”と、出馬表を見ながら話してくれましたよ」

目黒パッシングスルーのデビュー戦は、牡馬を相手に上がりは出走馬中断トツの33秒5をマークしましたし、このレースの2・3・4・9着馬は既に勝ち上がっていて、レベルも決して低くはなかったと思います。今年の3歳世代もノーザンF天栄組からは目が離せませんよ」

持木「デイリー杯2歳Sでは人気の一角となりながら5着に終わったドナウデルタですが、直線で外へ持ち出すことができず、チグハグなレースで脚を余した印象を受けましたね。この中間は攻め馬を強化し、体質面でも成長を見せていますし、ここは見直す手だと思います」

瀬古「陣営も“エンジンのかかりが遅い馬で、直線で狙った進路が塞がり立て直す場面。レースの上がり3ハロンが33秒9の瞬発力勝負であのロスは痛かった”と、前走を振り返っていましたよ。自己ベストを大幅に更新する時計だった最終追いについても“併せ馬でシッカリやりましたが時計、内容ともに良かったですね”とは騎乗した松岡助手。デビューから一走毎に体重が減っていますが、これだけシッカリ追えたのはカイ食いの心配がない証拠でしょう。シンザン記念は母が8年前に1人気で5着に敗れ、その翌年には叔母のジェンティルドンナが勝って名牝への道を歩んで行った、この血統にゆかりのあるレース。スムーズなレースができれば十分にチャンスはありますね」

田崎ドナウデルタの能力や素質については確かだと思うんですが、現状では未勝利勝ちの1400mがベターのような気がします。前走同様に牡馬相手のマイル戦では少々荷が重いかもしれませんね」

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