「1頭だけ」ポイント満たした特穴馬 有馬の資金稼ぎは阪神Cで

重賞データ攻略
阪神カップ

 有馬記念の前日に行われる阪神Cは例年、マイルCS組が名を連ねるレースだが、今年は桜の女王グランアレグリアの参戦でにわかにヒートアップ。混戦必至の一戦をデータで切る!

2ケタ人気の穴狙い

 キンシャサノキセキ、サンカルロ、リアルインパクトと連覇が続いた阪神Cだが、ここ4年は全て異なる勝ち馬となっている。そんな阪神Cの大まかな傾向は以下の通り。

阪神Cの傾向(過去10年)

  • 関東馬が〔8.6.2.40〕と好成績
  • 1番人気が〔1.0.1.8〕と不振
  • 前走・マイルCS組が〔4.5.4.35〕で中心

 ここが復帰戦となるグランアレグリアにとって関東馬優勢データは心強いが、1番人気の不振は根強く、波乱の可能性も十分にあるレース。現に2ケタ人気馬が〔1.3.3.76〕と、7頭が馬券に絡んでおり、昨年も1、3着に好走。今回はそんな人気薄の馬について考えてみたい。

阪神C2ケタ人気馬の好走例(過去10年)
2009年 11番人気2着 サンカルロ 芝1400m〔1.0.0.0〕→同年にOP1着
2010年 15番人気3着 マイネルフォーグ 芝1400m〔1.2.1.4〕→同年にOP1着
2011年 13番人気3着 フラガラッハ 同年の阪急杯3着
2012年 14番人気2着 ガルボ 阪急杯2着、同年のダービー卿CT1着
2013年 10番人気2着 ガルボ 阪神C3着、同年の京王杯SC3着
2018年 11番人気1着 ダイアナヘイロー 同年の阪急杯1着
2018年 12番人気3着 スターオブペルシャ 芝1400m〔4.3.3.2〕→同年にOP1着

 2ケタ人気馬の好走ポイントは2つに分けられる。1つめは「阪神1400mの重賞で3着以内があり、同年に重賞3着以内がある」こと。もう1つは「芝1400mの複勝率が50%超かつ同年に芝1400mのOP特別で3着以内がある」こと。単純にコース実績や距離実績のある馬が狙い目。

 上に挙げたポイントを満たした馬の中で、関東馬に限るとショウナンライズが唯一の該当馬となる。前走は14着に大敗したが、今年6月にOP特別を勝利した時も前走14着からの巻き返しだった。芝1400m〔5.3.3.9〕と距離実績は十分。紐穴に如何だろうか?

特穴馬

ショウナンライズ