【札幌2歳馬情報・POG】攻略のカギは“裏ハコ”にあり!?現地トラックマンが初戦から注目の素質馬を紹介!

調教班レポート
 新しい世代の戦いが始まり、各地で続々と楽しみな素材が勝ち上がっている。滞在している函館競馬場から、今週札幌でデビューする2歳馬の情報をお届けする。
 
 まずは土曜札幌5R キングエルメス(栗東:矢作厩舎)
函館に入厩当初から馬っぷりの良さが目立っていた馬で、余裕のあった体も絞れて動ける態勢に仕上った。まだモタれる面を見せるなど若さはあるが、アッサリと勝つだけの素質は感じさせる一頭。
 
キングエルメス

兄姉に活躍馬もおり、血統的にも期待は大きいキングエルメス。

 

 同じレースに出走するロータスペトル(美浦:加藤征厩舎)は芝コースに入れた最終追い切りの動きが軽快。かなり乗り込んでの出走で息の入りも良さそうで、初戦から勝ち負けを意識できる。産駒初年度となるイスラボニータに初勝利のプレゼントとなるかにも注目だ。

ロータスペトル

ロータスペトルはここを勝って、函館2歳Sが青写真と陣営の期待も大きい。

 

 エルバリオ(栗東:高野厩舎)は、まだ調教ではズブさを見せて目覚めていない感じだが、体つきの良さなら函館在厩の2歳馬の中でも上位に映る存在。実戦でガラリがあっても…と思っている。
 

 
日曜日の新馬戦 札幌5Rには函館調教馬3頭が出走するが、なかでも面白いのはボーントゥウィン(美浦:田島俊厩舎)
スタートセンスが良い馬で、体もスッキリと仕上がった。気性も前向きで、いかにも初戦向きのタイプだろう。
 

筆者:


美浦時計班・坂路コース担当。馬券は馬連とワイドがメイン。堅い軸馬を探し相手を絞り込めた時が勝負で、買い目は1~2点が多い。