優馬編集長日誌 1月14日号「一流馬が怪しい時だからこそ」

優馬編集長日誌
日経新春杯京成杯愛知杯

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日経新春杯は4~5歳の高UK値馬

 昨年12月27日の紙面にも書いたが、今の古馬・中長距離路線には絶対王者と呼べる馬がいない。だからこそ昨年の年度代表馬も 王道といわれる中長距離路線の馬から選ばれず、マイル王のモーリスに輝いた。そんな状況だけに 今週の日曜に行われる日経新春杯(京都・芝2400m)は 例年以上に しっかり見届けたい中距離の重賞。一流の中長距離馬の多くは休養の時期にある厳冬期だが、その一流馬が怪しい時だからこそ、ここから今年の鍵を握る馬が出現してもおかしくはないのだ。データによれば、近年は4~5歳馬の活躍が目立っているレース。そんな点からも若い世代の新興勢力に注目したい一戦である。

 例によってUK値からの注目馬をあげておこう。登録馬において、前5走以内に高UK値をマークしている馬は次の通り。該当馬は4頭いたが、そのうち3頭は4~5歳馬。馬名横に☆のついた馬が4~5歳馬である。登録馬のうち4~5歳馬は4頭。うち3頭がUK値からの注目馬にあがるとは、うまくハマってくれたものだ。

シャドウダンサー(5走前)
シュヴァルグラン(前走)
 プロモントーリオ(2走前)
レーヴミストラル(5走前)

 シャドウダンサーは5走前が高UK値。ただ、これは芝1800mでの記録。2400mの日経新春杯とは 600mも違う。せめて2000mだったら…か。
 3連勝中のシュヴァルグランは前走が高UK値。距離は日経新春杯と同じ2400mだった。重賞勝ちはないが、3連勝中の勢いに54キロの軽ハンデが心強い味方。
 プロモントーリオの高UK値は芝2000m。2000mは2400mと同じカテゴリーといえなくもないが、今回は4~5歳馬が標的(プロモントーリオは6歳)。前走からレース間隔があいている点からもシュヴァルグラン以上の評価はしたくない。
 レーヴミストラルは5走前が高UK値。シュヴァルグランと同様、芝2400mでの記録。ハンデはシュヴァルグランより重い56キロだが、この馬には重賞勝ちの実績がある。

 そういう訳で、今のところシュヴァルグランレーヴミストラル、どちらかを軸に馬券を買おうと思っている。配当次第では馬連1点、押えでワイド1点もありだろう。

上田一幸

筆者:


1967年、滋賀県生まれ。大学卒業と同時に入社し、一貫して編集畑を歩む。予想も馬券も徹底した穴狙い。この仕事に携わる以上、馬券購入は義務であると考え、入社以来、馬券を休んだ日はない。現『優馬』編集長。

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