アサマノイタズラは本番の菊花賞でも激走なるか！？【菊花賞・調教ジャッジ】

　今週はクラシック最終戦、菊花賞。今年は阪神競馬場での開催となります。ただ、春の二冠を制した馬達が揃って回避と、ちょっと寂しい気もしますが熱い戦いを期待したいものです。また、土曜には東京競馬場で富士Ｓが組まれており、菊花賞を中心に関東馬で目に付いた馬をピックアップしていきたいと思います。（美浦時計班 松田匡弘ＴＭ）

　まずは菊花賞ですが、一番良く映ったのはアサマノイタズラ。直線入口で一気に僚馬に並びかけ、キビキビとしたフットワークで余力十分にラスト１Ｆ11秒８で併入しました。気合乗りも非常に良く見えましたし、良い状態をキープできていそうです。混戦ムードなだけに、余勢を駆って最後の一冠を掴み取れるかに注目したいです。

嶋田騎手を背に最終追い切りでも軽快な動きをみせたアサマノイタズラ

　ヴァイスメテオールはスムーズに折り合って直線も実に軽快。木曜では運動時に時折うるさい所は見せていましたが、馬体はスッキリ見せており仕上がりは上々。久々ですが力を出せる状態にありそうです。

　オーソクレースは時計こそ目立ちませんが、馬なりながらもキレのある動き。一叩きされてグンと上向いてきた印象で、こちらも虎視眈々と狙っている事でしょう。

　続いて富士Ｓはソングラインから。直線に向いた時から頭の高い走りになってしまいましたが、それでもグングン加速してしっかり先着。ここ３戦の最終追い切りでも頭の高い走りをしていたので、その点は心配いらないでしょう。好勝負を期待したいところです。

ソングラインはＧＩを含め東京マイルでは３戦３連対！

　次にザダル。僚馬を外から並びかけて余裕綽々に併入。直線は１Ｆの数字以上にキレを感じさせましたし、しっかり立て直して巻き返しなるかに注目です。