状態の良さに太鼓判 東西の重賞で注目すべき馬とは【栗東トレセンレポート】

調教班レポート
アメリカJCC東海S

展開も味方して サンライズホープが汚名返上

 今週は西でダートの東海ステークス、東では芝のアメリカジョッキークラブカップと、古馬の中距離重賞が行われる。
 まず東海Sでの注目はサンライズホープ。チャンピオンズCはGI初挑戦だったとはいえ、ペースを思えば予想外の大敗。14キロ増がこたえたとしか思えない。そのチャンピオンズCからひと間隔あいたが、入念に乗り込まれ3週連続でコースでビッシリ追われた。太目感や、動きに重さもなく好仕上がり。行く馬もアイオライト、サルサディオーネ以外に見当たらず、展開にも恵まれそう。汚名返上となるか。

サンライズホープ

大型馬ながら太目感は全くないサンライズホープ(左)


状態は間違いなく前走以上 地力は確かなキングオブコージ

 アメリカJCCでは久しぶりに順調に2走目を迎えるキングオブコージが気になる。ここ2走は道中で力む場面がありながらも善戦しているように地力は確か。先週、今週と軽快な身のこなし、ラストの伸びもスムーズで状態は良さそう。あとは落ち着いて運べればか。
 もう1頭、ポタジェはスッと動けるタイプではないだけに中山コースがどうかだが、この相手で凡走するようでは春への楽しみが薄れる。(栗東調教班・市場丈也)

キングオブコージ

久々に叩き2走目を迎えて動きの良さが目立つキングオブコージ

筆者:


1980年大阪生まれ 2018年入社。栗東時計班。予想は過去のレース内容を重視しつつ、攻め馬で動いた馬にも注目。馬券は、基本単勝が付けば、付かないなら馬連でというスタイル。