【シルクロードS】高松宮記念を見据えた好メンバー とびっきりのお宝ホースを発見!

調教班レポート
シルクロードS高松宮記念

2ヶ月後の大一番を睨んで 走りに注目メイケイエール

 競馬に携わっていると毎年の事ではあるが、正月気分に浸る暇もなく早くも今週が1月ラスト。中京ではシルクロードSが行われる。高松宮記念と同じ舞台でもあり、厳寒期のハンデ戦としては好メンバーが揃った印象。やはり注目はメイケイエールのレースぶりだろう。
 その前向き過ぎる気性が災いしている現状だが、それでもスプリンターズSで4着なのだから脚力は優にGIレベル。この中間は馬具も工夫して、陣営は巻返しへ試行錯誤を重ねている。今回は中身が問われる一戦とはいえ、満足のいく走りができれば結果もついてくるだろう。

メイケイエール

明け4歳を迎えて調教でも落ち着きが出てきたメイケイエール


波乱の余地も十分 爆穴◎サヴォワールエメ

 しかしながら、そこは波乱の余地も十分の電撃戦。狙ってみたいのがサヴォワールエメ。エイティーンガールが勝ったように京阪杯は展開も不向きだったが、大外枠が当たった今回は戦法にも融通が利きそう。快速ビアンフェを見る形で馬場のいい所を回ってこれればノーチャンスではない。(栗東調教班・田崎泰)

サヴォワールエメ

気合乗りが良く軽快な動きも目立つサヴォワールエメ

田崎泰

筆者:


1973年大阪生まれの千葉育ち 1997年入社。栗東時計班でCウッドコースを担当。予想で最も重視するのは条件に対する適性で、馬券の基本は単勝だが、WIN5もライフワーク。西船橋に住んでいた時代、初めて競馬場で見たのがツインターボが逃げ切ったオールカマー。