【ラジオNIKKEI賞】ベジャール「完成度が上がってきた」重賞制覇に期待膨らむ

調教班レポート
ラジオNIKKEI賞

~中田博士のトレセン日記~

 上半期終了時点で、21勝を挙げ関東リーディング首位を走る田中博康厩舎。その好調厩舎からまず一頭、ラジオNIKKEI賞に出走するベジャールに注目している。560キロを超える大型馬だが、陣営が大事に育ててきた甲斐もあり、ようやく中身もしっかりしてきた様子。金曜日の角馬場でも確認したが、小回りにも対応できそうなさそうなくらい以前より操縦性は増し、完成度も上がってきた。これならトップハンデも跳ね除け、好レースを期待できそう。

ベジャール

1800mでGII2着の実績があるベジャールが重賞初制覇を狙う

そして、土曜日はデビュー前から注目していた同厩舎のサンカルパが、福島10R松島特別に出走。デビュー時は緩さが目立ち、1勝クラスまではいけそうだが、その後は成長次第…と評価していた。前走で見事に1勝クラスも突破し、この中間もコースで素軽い動きを披露しており、昇級でも期待できる。(美浦TM:中田博士)

サンカルパ

2走前はオークス6着馬と接戦を演じたサンカルパ

筆者:


北陸生まれ 1998年入社。美浦調教班。グリーンチャンネルでパドック解説を担当。