今年のマーメイド有力候補は、ハキハキとした53キロの女の子
とにかく「荒れる」イメージが強いレース。それでも近4年は1番人気が連続で馬券に絡んでいるが、2桁人気馬もまた然り。穴党垂涎の重賞をデータで徹底解析!
ハンデに要注意!
牝馬限定、芝中距離、ハンデ戦。これだけでも荒れる要素満載だが、今年のメンバーを見渡しても、どこから手を付ければいいのか…という印象。まずは斤量別の成績から見ていこう。今回は過去10年のうち、阪神改修のため京都開催だった2006年を除く、過去9年分を検証期間とした。
斤量別成績
49キロ以下〔1.0.0.8〕
50キロ〔0.2.1.10〕
51キロ〔0.0.0.12〕
52キロ〔0.2.1.12〕
53キロ〔6.2.4.20〕
54キロ〔0.1.1.12〕
55~55.5キロ〔1.1.0.14〕
56キロ〔1.1.1.11〕
56.5キロ以上〔0.0.1.1〕
前走からの斤量増減別成績
増減無し〔2.2.1.22〕
斤量増〔1.3.3.20〕
斤量減〔6.4.5.58〕
「53キロ」の馬が何故かよく走る。昨年は1~3着を独占したし、丁度良い重さなのだろうか。全体のイメージ的には1着候補は53キロ組やハンデがやや重い馬、2~3着候補には53キロ組を筆頭とする軽ハンデ組、といったところか。率的にそれほど大きな差はないが、よく馬券に絡むのは前走から斤量減の馬たち。ちなみに今回、53キロを背負うのはウインリバティ、ハピネスダンサー、リラヴァティの3頭である。
ステップはバラバラだが、ポイントは着差
前走のレース別成績に関しては、過去9回で全18種類のレースから1~3着馬が生まれている。パールS組〔2.0.2.13〕や、ヴィクトリアマイル組〔0.2.4.19〕が少し目立つが、特に強気になれるほどではない。前走のクラス別成績を以下に挙げてみると、
前走クラス別成績
1000万〔2.2.0.9〕
1600万〔3.2.3.30〕
OP特別〔2.2.1.14〕
GIII〔1.1.0.15〕
GII〔1.0.1.7〕
GI〔0.2.4.22〕
1000万や1600万からの臨戦馬の方が狙い目があるという結果。多少の格の違いはハンデと勢いでなんとかなる、といったところか。
そこで今回、着目したのが「着差」だ。
前走着差別成績
0.1秒差以上で勝利〔2.4.0.11〕
0.0秒差で勝利〔0.0.1.5〕
0.0秒差で敗退〔1.0.0.5〕
0.1~0.2秒差で敗退〔0.0.0.7〕
0.3~0.5秒差で敗退〔3.0.3.18〕
0.6~0.9秒差で敗退〔0.1.2.16〕
1.0~1.9秒差で敗退〔3.3.3.24〕
2.0秒差以上で敗退〔0.1.0.14〕
前走の勝ち負けに関わらず、接戦で勝ち負けしている馬が不振。スパッと勝ち切ってきた馬はともかく、やや離されての負けは決してマイナス材料ではない。これは接戦なら勝ち負けに関係なく、消耗度が大きく、逆にある程度の着差をつけられての敗戦はむしろ「力を出し切っていない」=「余力がある」ということなのだろうか。ただし、2.0秒以上の大敗は流石に割引き。今回はこの点を重視して馬券を組み立ててみたい。
※前走の着差が「0.0秒」の馬→ゴールドテーラー、ナムラアン、リラヴァティ、レッドオリヴィア
アカネイロ(51キロ)は2走前に1000万勝ち。前走は前が塞がっての0.3秒差というもの。また、ヒルノマテーラ(51キロ)もアカネイロと全く同じ臨戦過程。この2頭は斤量的にパールS上位組との逆転も可能だろう。
シュンドルボン(56キロ)はトップハンデ。過去9回で馬券に絡んだトップハンデ馬4頭中3頭と同じ、前走・ヴィクトリアマイル組。メイショウマンボも同じトップハンデのヴィクトリアマイル組だが、過去5年の1~3着馬は必ず近5走内で何かしらの好走歴があったことを考えると、どうにも手は伸びない。
あとは53キロ組からウインリバティとハピネスダンサー。ウインリバティの4走前の1600万勝ちは牡馬混合だが、負かした相手はショウナンバーキン、レッドオリヴィア、タガノエトワール、リラヴァティと、今回の出走メンバーがズラリ。ハピネスダンサーは3走前の小倉大賞典で牡馬相手に0.2秒差。力は互角のはず。
結論
アカネイロ
ヒルノマテーラ
シュンドルボン
ウインリバティ
ハピネスダンサー
前田(競友)
京阪杯(GIII)
払戻金 7万7700円
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前田(競友)
11/23(土)東京10R
払戻金 12万5320円
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馬場TM
11/23(土)東京6R
払戻金 15万4100円
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菅TM
11/17(日)福島3R
払戻金 38万4900円
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三代川編集
秋華賞(GI)
払戻金 47万8800円
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