ミスエルテは消し! ファンタジーS好走にはキャリアが必要
一昨年は14番人気のクールホタルビが勝って波乱を起こしたが、昨年も5、6番人気での決着と一筋縄ではいかないレース。阪神JFの前哨戦という位置づけだが、今年も波乱はあるのか?
人気馬が信頼できないレース
冒頭で述べた通り、波乱傾向の強いレースだが、それはデータにもハッキリと現れている。
人気別成績(過去10年)
1番人気〔0.2.3.5〕
2番人気〔1.1.2.6〕
3番人気〔1.0.2.7〕
4番人気〔3.2.0.5〕
5番人気〔1.2.1.6〕
6~9人気〔2.3.0.35〕
10番人気以下〔2.0.2.56〕
上位3番人気以内がとにかく怪しい。1番人気馬に至っては過去10年で勝ち星ゼロ。1着候補は中穴くらいから選んだ方が良さそうだ。
意外にもキャリアが重要?
新馬戦を快勝したフランケル産駒のミスエルテ。この馬が人気になりそうだが、このレースでは新馬勝ち直後の馬には分が悪いデータがある。
前走レース別成績(過去10年)
小倉2歳S〔3.0.0.8〕
デイリー杯2歳S〔2.2.0.2〕
りんどう賞〔1.3.1.26〕
未勝利戦〔1.2.2.8〕
未勝利戦(牝馬限定)〔1.0.2.7〕
すずらん賞〔1.0.0.3〕
新潟2歳S〔0.1.1.4〕
新馬戦〔0.1.0.11〕
札幌2歳S〔0.1.0.1〕
新馬勝ち直後の馬が苦戦傾向で、まだ未勝利勝ち直後の方が買える。また、その前走の距離についても見てみると、
前走距離別成績(過去10年)
1200m〔5.0.4.35〕
1400m〔2.4.4.69〕
1600m〔2.4.2.12〕
1800m〔0.2.0.2〕
最も多くの勝ち馬を出しているのが前走で1200mを走っていた組。また、前走1400m組はりんどう賞組以外だと〔1.1.3.43〕ともうひとつの成績。そしてそのりんどう賞組だが、過去10年で馬券に絡んだ5頭はすべて2着以内だった馬。ここではヤマカツグレースがりんどう賞で2着だった。
間隔の短い馬はNG?
もうひとつ特徴的なのは前走からの間隔。2歳のそれも牝馬ということで、できるだけゆったりしたローテーションが好ましいのだろう。
前走間隔別成績(過去10年)
連闘〔0.0.0.3〕
中1週〔0.0.0.12〕
中2週〔1.2.0.17〕
中3週〔2.3.2.34〕
中4週~8週〔4.4.3.31〕
中9週~24週〔3.1.5.23〕
中3週以上の馬で〔9.8.10.78〕。中2週の馬も来てはいるが、率的にはやや落ちる。馬券は中3週以上の馬から考えたい。
以上をまとめると、前述のヤマカツグレースの他にドロウアカード、ブラックオニキス、モンローの3頭が浮上。
ドロウアカードは3戦目の芝1600mの未勝利戦を勝ち上がってきた馬。ブラックオニキスは前走の札幌2歳Sで2着。今回は距離短縮となるが、デビューが芝1000m戦で距離適性は幅広い。モンローは前走がダート1400mでの勝ち上がりだったが、このレースではクロフネ産駒が過去10年で〔2.2.2.3〕と好成績なので、是非とも押さえておきたい。
結論
ヤマカツグレース
ドロウアカード
ブラックオニキス
モンロー
菅TM
11/17(日)福島3R
払戻金 38万4900円
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小野智TM
11/17(日)東京2R
払戻金 28万7300円
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土屋(競友)
みやこS(GIII)
払戻金 37万2300円
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三代川(編集)
秋華賞(GI)
払戻金 47万8800円
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