有利なデータが目白押し マイルCSの軸に据えるべき馬とは
春のマイル王モズアスコットに昨年の覇者ペルシアンナイト。総勢7騎のGIホースが揃い、まさにチャンピオン決定戦に相応しい戦いになりそうだ。データ班の導き出した結論は?
4~5歳が中心
過去10年で1番人気はわずかに1勝だが、〔1.3.2.4〕で決して複勝率は低くはない。勝ち馬の10頭中8頭は1~5番人気、2着馬の10頭中8頭は1~3番人気。近5年で見るとその傾向はより顕著で、5番人気以下で連対したのは2014年1着のダノンシャークだけ。
年齢別成績(過去10年)
3歳〔1.0.2.30〕
4歳〔3.5.3.22〕
5歳〔4.4.4.47〕
6歳〔1.1.1.32〕
7歳以上〔1.0.0.18〕
4歳馬がトップの成績で連対率24.2%、複勝率33.3%。これに続くのが5歳馬。また、牝馬は過去10年で〔1.0.3.25〕、馬券に絡んだうちの2頭は外国馬で、近5年は1頭も馬券に絡んでいない。
所属別成績(過去10年)
関東馬〔1.3.2.50〕
関西馬〔9.7.6.95〕
外国馬〔0.0.2.4〕
連対馬20頭中16頭までが関西馬。関東馬は2015年と2016年に2頭ずつ馬券に絡んだが、その共通点は前走で3着以内に好走していること。また、4頭中3頭が芝2000mのGII以上のレースで1着、例外の1頭も同年の安田記念勝ち馬と、実績面の要求ハードルは高い。
差し~追い込みが有利
一昨年こそミッキーアイルが逃げ切ったが、それも不利の影響を受けた上位馬がいて、額面どおりに受け取れるかは微妙なところ。開催後半の芝コンディションということもあり、全体的には差し~追い込みが有利。
脚質別成績(過去10年)
逃げ〔1.1.0.8〕
先行〔1.2.2.30〕
差し〔6.5.6.64〕
追込〔2.2.2.47〕
4角3番手以内の馬が〔1.2.2.32〕。馬券に絡んだ5頭中3頭が関東馬であり、関東馬による好走の半数が逃げ~先行タイプということになる。全体的に劣勢の関東馬だが、アエロリットにとっては追い風要素が多いとも言えそう。
GI実績は必須?
前哨戦としては富士SとスワンSが設定されているが、2000mの天皇賞(秋)や、1200mのスプリンターズSから臨む馬もいて多彩なメンバーになる一戦。
前走レース別成績(過去10年)
富士S〔3.4.1.44〕
天皇賞(秋)〔2.0.1.13〕
スワンS〔1.4.2.33〕
毎日王冠〔0.1.1.14〕
GIII〔4.4.1.53〕
GII〔2.5.5.54〕
GI〔4.1.1.33〕
富士S組は勝ち馬が当レースで〔1.2.1.3〕と堅調。その一方で2~4着馬が〔0.1.0.13〕と一息。前走5着以下から3頭が馬券に絡んでおり、この3頭は前走1、2、5番人気。富士Sを勝って力を示した馬、人気に推されたが実力を発揮できなかった、叩き台に過ぎなかった馬が狙い目だろう。ここではロジクライとペルシアンナイトが条件に合致。
対するスワンS組は素直に上位馬を選ぶのがベター。スワンSで4番人気以内かつ3着以内であれば〔0.4.1.5〕と半数が馬券圏内を確保。この組ではスワンSの上位2頭、ロードクエストとモズアスコットが浮上。
マイルCS連対馬のポイント(過去10年)
- GII以上で連対(20頭中18頭)
- GIで3着以内(20頭中16頭)
- 芝1600mで1着(20頭中18頭)
- 芝1600mの重賞で連対(20頭中17頭)
- 京都芝外回りで3着以内(20頭中16頭)
◎はペルシアンナイト。臨戦過程に加えて上記のポイントも全てクリア。また、鞍上のM.デムーロJ、池江寿厩舎はともに過去3年間の当舞台で連対率40%超の実績を誇る。軸としての信頼度は高い。
○には同じく実績面のポイントをすべてクリアしたモズアスコット。ロードクエストも全クリアだが、ここはやはり地の利に勝る関西馬を上位とした。以下、GI実績で減点があったロジクライ、そして前述のアエロリットを押さえにマーク。
結論
◎ペルシアンナイト
○モズアスコット
▲ロードクエスト
△ロジクライ
△アエロリット
前田(競友)
11/23(土)東京10R
払戻金 12万5320円
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馬場TM
11/23(土)東京6R
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小野智TM
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三代川編集
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