「ダノン > グラン」の評価に ディープ産駒のGI出走間隔別成績

重賞データ攻略
桜花賞

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 2歳女王ダノンファンタジーとグランアレグリアの新馬戦以来となる対決に注目が集まる、牝馬クラシック初戦・桜花賞。どちらに軍配が挙がるのか、それとも伏兵の出番か?

ダノンファンタジーVSグランアレグリア

 人気上位を分け合う両者の対決は新馬戦以来となるが、今回はそこで2着に敗れたダノンファンタジーが阪神JF→チューリップ賞を連勝して「女王」として迎え撃つ立場。それに対してグランアレグリアは牡馬に挑んだ朝日杯FSで1番人気3着。再戦となるここでタイトル奪取を狙うが…。

 問題はグランアレグリアが前走の朝日杯FS以来の実戦となる点だろう。両馬は共にディープインパクト産駒である。そこで今回はディープインパクト産駒のGIレースにおける出走間隔別成績を調べてみた。

ディープインパクト産駒のGIレース出走間隔別成績
連闘〔0.0.0.1〕
中1週〔1.1.2.10〕
中2週〔9.8.6.59〕
中3週〔11.10.10.89〕
中4~7週〔20.13.18.156〕→ダノンファンタジー
中8~11週〔5.5.6.40〕
中12~15週〔1.1.0.12〕→グランアレグリア
中16週以上〔0.4.3.7〕

 ダノンファンタジーはチューリップ賞から中4週になるが、グランアレグリアは前走の朝日杯FSから中15週となる。見ての通り、3ヵ月以上の休み明けでGIを制したディープインパクト産駒は1頭のみ、昨年の菊花賞馬フィエールマンだけである。

 中16週以上になると複勝率は50%とむしろ安定感は増しているが、馬券に絡んだ7頭中6頭は春のGIに出走→夏休養→秋初戦のGI、という臨戦過程だった。いずれにせよ、出走間隔が開くと勝ち切りにくくなるという傾向ではあるようだ。結論としてグランアレグリアは1着候補にはしづらい。

ダノンファンタジーの信頼度は?

 そうなると焦点はダノンファンタジーの信頼度。過去10年、桜花賞における前走・チューリップ賞組は〔7.5.7.26〕。本番と同コースで行われる最重要ステップレースだけあって、流石の数字である。

 そのチューリップ賞で1番人気だった馬は〔4.3.1.1〕、さらに1番人気1着だった馬となると〔2.1.1.0〕という成績になる。抜群の信頼度を誇るだけに、1着候補はダノンファンタジーで良いだろう。

1着候補

ダノンファンタジー

ダノンファンタジー

前哨戦を経て本番に駒を進めてきたダノンファンタジー(白帽)(撮影:日刊ゲンダイ)

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