今年初の★８つ女子が誕生、その名もルフォール　ドゥラメンテの堀厩舎、来年は牝馬で二冠？

兄に代わってＧIタイトルを　ダノンシャルマン

11/1(日) 京都5R 2歳新馬 芝1800m外
ダノンシャルマン　牡　馬体重：492kg
★★★★★★★　7点〔GIIIクラス〕
騎手：松山　厩舎：(栗) 池江寿
生産：ケイアイファーム
父：ディープインパクト
母：レディバラード（Unbridled）

スンナリと２番手に収まる競馬センスの良さ。道中はスローな流れ故に、スピードの違いでハナに立ちかけるほど、前向きさが目立った。それでも折り合いは問題なかった。直線に向いて馬なりで逃げ馬を交わすと、ムチが入ったのは残り200ｍ地点。ラスト２Ｆを11秒2－11秒2と優れた瞬発力を見せ付ける快勝劇で、素質はかなり高い。

センスの良さを見せたダノンシャルマンはダノンバラードの全弟（撮影：日刊ゲンダイ）

馬体診断

全兄３頭よりもデビュー時の馬体重は大きいが、スラッとして見せるのは一番上の全兄ダノンバラードと同様。トモを中心に筋肉のボリュームがしっかりとあるが、バランスも良く見栄えはバッチリ。調教過程を見ても仕上げ切ってはいないが、格上古馬に先着するあたり、気の良い実戦タイプ。不安な点は逆にテンションが上がり過ぎないかどうか、でもある。

血統診断

交流重賞２勝の母を筆頭に、一族にはフサイチセブン（ダイオライト記念）やグラッツィア（川崎記念３着）などダートでの活躍馬も目立つ。ラジオＮＩＫＫＥＩ杯やＡＪＣＣを勝った全兄ダノンバラードが道悪巧者で、力の要る馬場だった宝塚記念で２着に好走したのも、母系からくるパワーの産物ともいえる。中距離戦の好位差しで安定して走るタイプ。

馬券の狙い目→皐月賞向き。センスの良いタイプでコーナー４つの競馬も不安ナシ。