調教班が選ぶ　土曜のイチオシ３頭！

 

 

　まずは中山11Rダービー卿CTに出走するルフトシュトローム。

前走はレース当該週の火曜日に挫跖のような症状が出たとの事で最終追い切りをセーブせざるを得ない形に。「暑さが応えた」とのコメントも厩舎から出ており、見た目では太くなかったものの24キロの馬体増が示す様に本来のコンディションではなかったのは明らか。じっくりと立て直されたこの中間は１週前に単走で楽々と１Ｆ11秒台をマーク。初コンビとなるルメール騎手が跨った最終追いでも余裕の手応えで追走先着と文句なしの動きを披露。昨年のニュージーランドＴでは４コーナーで外に振られる不利がありながら前週のダービー卿ＣＴに迫る好時計で駆けており、まともなら能力が一枚上の存在だ。

 

 

 

　午後に向けての資金稼ぎは中山5Ｒのレッドロワで。超ハイレベルだった先週の毎日杯で２着のグレートマジシャンと新馬戦で凌ぎを削った経歴の持ち主。前走にしても直線の不利がなければ…という内容で、今の未勝利なら素質は断然。一息入ったが、長目を中心に意欲的に追われ直前の動きも実にシャープ。仕上げに抜かりなし。

 

　

　穴で面白いのが中山７Ｒのナリノペッパー。デビュー戦で２ケタ着順に敗れて以来の芝のレースになるが、当時はレース序盤に不利を受けて全く流れに乗れておらず参考外の一戦。今週の美浦ＤＷコースで終い重点ながらも馬場の外目を回って楽々と１Ｆ11秒台に迫る時計を叩き出す脚力を見せており、適度に力の要る今の中山なら芝でも十分やれる感触はある。祖母が芝の重賞２勝馬レッドチリペッパーという血統背景も後押し。