ワールドプレミアに劇走予感!?【天皇賞・春】をデータから分析
★近6年の勝ち馬の共通点は?
27年ぶりに阪神で開催される春の天皇賞。このコースは京都に比べて高低差は少ないものの、2月から続く連続開催の最終週で馬場は荒れ模様。時計は相変わらず速いにしても、外回り→内回りというコース形態からも各馬、早目に動く展開となりそうでタフさが求められることに変わりはないか。
過去10年を振り返ると、伝統の長距離GIだけあって、連対した20頭中17頭には、芝2500m以上の重賞で3着以内の好走歴があった。特に、菊花賞の連対馬は〔6.1.3.20〕で目下6連勝中となっている。今年も勝ち馬候補は、この中から探してみたい。
○その菊花賞の連対馬は、前走でGII以上に出走し4着以内なら〔6.1.3.12〕。
○さらに、重賞勝ちがあり関西所属ジョッキーが騎乗する5~6歳馬は〔3.1.0.0〕と好戦必至。
盾取りの最有力候補は2019年の菊花賞馬ワールドプレミアを取り上げたい。
同馬は右前肢の不安があり、昨春こそジックリ休養にあてたが、休み明けを使われてデキはグングン上昇している様子。年明け緒戦の日経賞は、状態としては何とか間に合った感じだったが、斤量の軽い上位2頭に追いすがった脚はさすがGI馬のそれ。
もともと本格化は5歳からと陣営も評価していた馬だけに、明け5歳をむかえて心身共に充実しているのが見てとれる。前哨戦を叩いた今回は、陣営も納得のいく好状態で臨めるはずだ!
続いて相手探し。近2年の2,3着馬4頭が6,8,11,4番人気だったことから穴を狙ってみたい。
過去10年、6番人気以下で2,3着した8頭を見ると全頭にGII以上で連対歴があり、7頭は前走4着以内、6頭は6歳以上だった。狙いは近走好調のベテラン勢。
前走の阪神大賞典2着のユーキャンスマイルと、3着だったが前者とコンマ1秒と、差のない競馬をしたナムラドノヴァンに注目したい。
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