1番人気14連敗中の一戦で 激走警報が発令した穴馬の名は 【新潟大賞典・データ分析】
来るパターンを探すのは難しいが 来ないパターンなら
過去10年で1番人気馬が【0・1・3・6】と未勝利。最後に勝ったのが2006年のオースミグラスワンで、実に14連敗中である。その一方で二桁人気の馬が6頭も連対するなど、いかにもハンデ戦らしい波乱度の高い重賞だ。ただし、軽ハンデ馬の激走が目立つわけではなく、出走馬のハンデが54~57キロの範囲で収まっている今年は、あまりハンデを気にする必要はないだろう。傾向から、“来る”馬を探すのは難しいが、とりあえずは“来ない”パターンを列挙してみる。
※前走が重賞以外で4着以下だった馬
※前走で芝の1600m以下のレースに出走していた馬
※芝の1800mか2000mで勝ち鞍のない馬
※最近2走ともに9番人気以下だった馬
上記の条件で絞り込んでも、サトノエルドール、サトノソルタス、サンレイポケット、ダノンマジェスティ、ヒュミドール、ポタジェ、ボッケリーニと、可能性のある馬が7頭も残ってしまう。ここから1頭、軸馬を探して手広く流す作戦と行きたい。
未勝利の前走〇〇組よりも 軸はポテンシャルの高いコノ馬
軸探しの前に、ちょっと気になるデータを。前走がGII戦だった馬は、過去10年で【0・4・2・31】と、2着はあるものの未勝利である。GIIからGIIIとなってメンバーも楽になるはずだが、そう甘くはないということだ。絞り込みで残った7頭中、4頭までを占める前走GII組も過信は禁物で、軸馬には推せない。
一方で、近年の活躍が目立っているのは前走で3勝クラス(旧1600万下)を勝ち上がった馬で、ここ2年の馬券対象馬6頭中、4頭までを占めている。今回、そのパターンとなる2頭のうち、より魅力を感じるのがダノンマジェスティ。3走前には、今回人気の一角となりそうなポタジェにクビ差2着と敗れているが、当時は自身が2年4ヶ月ぶりの長期休養明けだったものであり、それでいて接戦を演じたのなら、ポテンシャルは互角かそれ以上と見ていいだろう。新潟芝2000mでは圧倒的な強さを誇るディープインパクト産駒でもあり、相手強化のここでも激走に期待する。
結論
軸馬 ダノンマジェスティ
相手 サトノエルドール
サトノソルタス
サンレイポケット
ヒュミドール
ポタジェ
ボッケリーニ
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