「追い切りで好時計マーク!」3歳馬セラフィナイトが必勝態勢でいざ新潟へ!

調教班レポート

 オリンピックが閉幕し、今週から小倉の後半戦がスタート。それに伴って新潟では未勝利戦および1勝クラスの自ブロック制が復活する。下級条件の関西馬の遠征が難しくなる今週を狙い澄まして出走する美浦所属の注目馬をピックアップしたい。

 

土曜新潟9R 湯沢特別(3歳以上1勝クラス)芝1800m

注目したいのが3歳馬セラフィナイト(美浦:宮田厩舎)

セラフィナイト

セラフィナイト(写真:右)は東京コースで勝ち上がっており、初の新潟外回りも歓迎。

 休養前は馬体を考慮して今一つ攻め切れていない印象を受けたが、放牧で立て直されたこの中間は1週前にDWコースの内目とはいえ、6F82秒台の猛調教を消化と仕上げのギアを上げてきた。直前は坂路でサラッと済ませたが、丸みのある馬体を保てており落ち着きも十分。重賞のシンザン記念でも5着に善戦した素質馬だけに、1勝クラスでいつまでも足踏みしてはいられない。

 

 同じレースに出走するショコラブリアン(美浦:尾関厩舎)も甲乙付け難い。元々、調教駆けするタイプとはいえ、この中間は坂路とコースでラスト11秒台を連発とさすがの動きを披露。2度の骨折で出世が遅れているが、これまで戦ってきた相手を考えれば1勝クラスでは能力上位なのは言わずもがな。休み明けの割引きは不要で、ここから上昇気流に乗る。

ショコラブリアン

まだキャリアも浅く、底らしい底を見せていないショコラブリアン(写真:右)

このレースは手頃な頭数だけに馬券はこの2頭の一点で勝負してキッチリと仕留めたい。

筆者:


1987年埼玉県本庄市生まれ 2010年入社。時計班で主に南ウッドコースを担当。予想スタイルは回収率重視。ダビスタ96、ウイニングポスト2にハマってこの世界へ。