いよいよベールを脱ぐ５億円ホース　ショウナンアデイブのデビュー戦を見逃すな！

この走りが伝説となるか　高馬ショウナンアデイブ

　「伝説の新馬戦」と語り継がれたり、数知れないＧIホース達がデビューしてきたことで知られる秋の京都開催。改修のために今年は阪神競馬場に場所は替わったが、やはり注目馬が続々とスタンバイしている。中でも目玉は２０２０年のセレクトセールで国内の１歳セリで史上最高額の５億６１００万円（税込）で取引されたショウナンアデイブ（栗東・高野厩舎）が出走する土曜の阪神５Ｒ芝２０００ｍ戦だ。ゲート試験を受けるのに入厩していた函館競馬場で初めて見たときから独特のオーラを放っていたが、いよいよそのベールを脱ぐ。

函館でゲート試験合格した直後のショウナンアデイブ

大物感十分　陣営も期待を寄せるシルバーペコ

　取材を担当している厩舎の中からは橋口慎師が「ウチに入厩する２歳牝馬の中では１、２の大物感がある」と期待をよせる日曜の阪神５Ｒシルバーペコ。「バランスのいい走りをする馬で、中間に芝コースに入れたときにも柔らかい動きをしていた。今週の追い切りは道中で力んだために追ってからの伸びを欠いたが、これは坂路の馬場入りの際に待たされてテンションが上がったのが原因。先週の併せ馬ではスムーズに走れていたし操縦性に問題はない」とも。早くも２勝目を挙げた馬が３頭もいて好調な滑り出しの新種牡馬シルバーステート産駒に要注目。（栗東想定班・瀬古満明）

馬房内で２歳馬らしいあどけない表情のシルバーペコ