【栗東トレセンレポート】菊花賞の資金稼ぎに 土曜のお宝ホース2頭

想定班レポート

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人には辛い朝でも 馬には…

 先週までは半袖一枚で十分だったが、急な冷え込みで今週に入り空気が一変。栗東トレセンでも朝は一桁台まで気温が下がり、慌てて厚手のジャンパーを引っ張り出してきた。先週比で10℃以上の寒暖差にまだ体が順応できていないが、馬にとってはむしろこれ位気温が下がった方が良いのだろう。調教でも活気溢れる馬が多かった印象を受けた。

自己条件に戻れば ヤマニンルリュールの出番

 今週の狙いは土曜阪神8Rに出走するヤマニンルリュール(栗東・木原厩舎)。出走間隔が短く狙っていた現級への出走が叶わず、やむなく2勝クラスへ格上挑戦する形になった前走だが、見せ場十分の4着と善戦。手綱を取った岩田望騎手も「直線では一瞬勝ったかと思った」とレース後に話していたおり「また乗せて下さい」と厩舎スタッフにお願いしたほど。残念ながら自厩舎に先約があったため、今回は連続騎乗とはならなかったが、自己条件に戻り阪神の外回りコースなら末脚を生かすには絶好の舞台だ。

菊花賞除外の鬱憤を ハギノピリナが晴らす

 もう1頭は土曜阪神9Rに出走するハギノピリナ(栗東・高野厩舎)。師が「スタミナに特化した馬なので距離は長ければ長い方が良い」と話していただけに、菊花賞に出走できれば今年のメンバーなら面白い存在になるだろうと淡い期待を抱いていたが、残念ながら5分の1という狭き門を突破することはできなかった。気持ちを切り替え自己条件のここへ回ってきたが、阪神の外回り2400mなら十分勝負になる。(栗東想定班・広田晶彦)

ハギノピリナ

菊花賞は無念の抽選除外となったハギノピリナ(写真は5月の矢車賞勝利時)

筆者:


1975年兵庫県生まれ。TM歴20年。栗東の厩舎取材を担当。予想スタイルは、臨機応変。

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