父を「手本」に横山武タイトルホルダー 後続は「成す術がなかった」

佐藤直文 レース回顧
菊花賞

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見事なペース配分で タイトルホルダーが圧巻の逃げ切りV

 押して押してハナに立ち、前半1000mを60秒0という平均以上のペースで後続を離した逃げ馬が、2周目の1コーナーあたりで大きくペースダウン。8ハロン目には14秒3という良馬場では滅多に見られないラップを刻んだ。ここで前半の貯金を生かして十分に息を入れ、内回りとあって仕掛けも早くなる3コーナー過ぎから後続に脚を使わせた上で、ラストの1000mを59秒2と再加速したペース配分では、後続も成す術がなかっただろう。

 そのタイトルホルダー。育成の段階から心肺機能が高く、陣営も早い時点でこの菊花賞を意識していた馬らしい走りを見せたわけだが、やはり弥生賞や皐月賞のような形が理想だった。鞍上の横山武史騎手も、1998年菊花賞のセイウンスカイや、2004年の天皇賞・春でイングランディーレを勝利に導いた父をお手本にしたかのような好騎乗。もちろん、最後に5馬身も突き放した馬の能力自体も、今後の長距離路線を牽引するにふさわしいものであった。

タイトルホルダー

最後の1冠を鮮やかな逃げで制した横山武史騎手とタイトルホルダー

 2着オーソクレースは、ある程度の経験が必要とされる長距離戦において、キャリア4戦でここまで走るのだから大したもの。最後に熾烈な2着争いを制したのは鞍上の腕もあったろうが、これからまだまだ良くなる馬だろう。

 3着ディヴァインラヴは、道中は宥めたり押っつけたりしながらの追走だったが、けっして呼吸が合わなかったのではなく、むしろ鞍上が馬のことをよくわかっていた印象。牡馬相手に果敢にチャレンジしての立派な走りだった。

 4着ステラヴェローチェは、前半に行けなかったあたり、不良馬場だったトライアルの反動があったのかもしれないが、もう少し早めにポジションを上げておきたかったところだろう。結果的に勝負どころから馬群の一番外を回る形でここまで来たのだから、能力は示している。

 レッドジェネシスは、前走の勝ち馬と同様に、テンから行く気を見せず、最後までエンジンが点火しなかったもの。こちらは明らかに前走の疲れが残っていたか。

佐藤直文

筆者:


1963年、愛媛県生まれ。大学卒業後に入社し、当時(1馬)の看板評論家であった清水成駿に師事。坂路担当の調教班として馬の状態を自らの眼で確かめるとともに、独自の視点から発掘した穴馬を狙い撃つ予想スタイル。現、ラジオ日本、グリーンチャンネル解説者。

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