抜群の好走率を誇る名コンビ　昆厩舎＆横山典騎手に注目！

兄に続いて新馬勝ちなるか　大物感漂うエンタングルメント

　先週もマテンロウレオで新馬勝ちを飾っている昆厩舎＆横山典騎手のコンビ。ちなみに今年の昆厩舎１６勝中７勝が横山典騎手。勝率１割５分以上、連対率３割３分以上の成績を残しており、追い掛けて損はない組み合わせだ。

　今週は土、日で３レースにこのコンビが出走するが、最も注目したいのが、阪神土曜５Ｒのエンタングルメント。２歳上の兄ターキッシュパレスも、同じ昆厩舎で現３勝クラスだが、２歳秋の東京でデビュー勝ちを果たしている。「まだ目一杯に仕上げている訳ではないけど、それでも初戦からいけるんじゃないか。走るフォームが独特な感じで、バネとかストライドの長さとかが、普通の馬とはちょっと違う感じ。どんなレースができるか注目したいね」という師の口調からは、兄以上の大物の予感が漂う。

２歳11月の東京で新馬勝ちを果たした同じ昆厩舎の兄ターキッシュパレス

ようやく使いたい条件に　師も楽しみなレッドベスティア

　土曜２Ｒレッドベスティアは「オーナーサイドの意向もあって、芝の１５００ｍ、１４００ｍと使ってきたけど、ダート短距離がベストと考えていた馬だから、ようやく使いたい条件に出走できる。当然、楽しみ」と師。

　日曜３Ｒマテウスは「初戦の内容も良かったし、上積みも見込んで良さそう」とのこと。栗東滞在で、普段の調教からコンタクトを取っている横山典騎手だが、調教時間の合間は、栗東の騎手や調教師が周囲を囲んで名手と談笑しているシーンが多い。昆厩舎以外の調教に乗るケースも増えており、今後の騎乗馬にも注目していきたい。（栗東想定班・目黒和外）