エリ女「大波乱」もたらした人気馬“総崩れ” 要因はペースか距離か?

佐藤直文 レース回顧
エリザベス女王杯

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ようやく出会えた運命の人 幸を手にしたアカイイトが戴冠

 コース使用6週目で内が荒れた馬場、にもかかわらず前半1000m59秒0というのはかなりタイトな流れであった。当然、先行勢には厳しく、外を回って追い上げた馬に有利な状況。上位は伏兵馬が占める結果となったが、いずれも序盤は無理をせずに運んでラストの勝負に賭けた馬たちだった。

 アカイイトは、出負けして後方の外目を追走する形だったが、3コーナーを過ぎてからマクリ気味に進出し、4コーナーでは前を射程圏に。直線でも脚色は衰えず、残り1ハロンで先頭に立つと、後続の追撃も封じる完勝だった。条件戦で勝ちあぐねていた時は、いつも脚を余していた印象のあった馬だが、テン乗りながら特性を見抜いて早めに仕掛けた鞍上の好プレーにも助けられた、見事な戴冠劇であった。

アカイイト

単勝64.9倍、10番人気のアカイイトが優勝し大波乱に

 2着ステラリアは、オークスは先行して一杯となり、逆に秋華賞は位置取りが後ろ過ぎたが、今回は中団で流れに乗りつつ脚を溜める理想的な競馬ができた。4コーナーでは勝ち馬のマクリの影響を受けて少しポジションを下げたが、直線で大外からよく盛り返し、力は示すことができたように思う。

 3着クラヴェルは、枠順もあったが終始内を回る形で脚を温存。直線でも巧く馬群を割って、鞍上が思い描いた通りの競馬ができたように思うが、もう少し距離があっていいかもしれない。

 レイパパレは、今日のペースでも力みながらの好位追走で、4コーナーでも躓くシーンがあった。距離も若干長かったと言えるが、まだ状態面が戻り切っていない印象も受けた。アカイトリノムスメは、ライバルを前に見ながら秋華賞と同じような競馬ができていたが、ペースが厳しかったこと以上に、これまた本質的に2000を超える距離は長いのかもしれない。ウインマリリンは、展開のみならず、やはり万全の状態で臨めなかったことが最大の敗因だろう。

佐藤直文

筆者:


1963年、愛媛県生まれ。大学卒業後に入社し、当時(1馬)の看板評論家であった清水成駿に師事。坂路担当の調教班として馬の状態を自らの眼で確かめるとともに、独自の視点から発掘した穴馬を狙い撃つ予想スタイル。現、ラジオ日本、グリーンチャンネル解説者。

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