有馬◎は「とんでもない」穴馬に 強力な“アイテム”携えた1頭

とっておき〇〇馬
有馬記念

有馬記念:とっておき穴馬

オススメ穴のまさファイル 久光TM

ペルシアンナイト

「昨年は有馬記念7着だが、折り合いに気を遣い前半から後手に回る形で、勝負所から直線にかけては進路を探りながらの周回になり既に勝負圏内とは言い難い状況だった。それでも4着ラッキーライラックとはコンマ1秒の少差と、この条件でも勝負できるだけの能力は感じられた。

 ちなみに昨年はクロノジェネシスを筆頭に、フィエールマン、先述のラッキーライラック、ワールドプレミア、カレンブーケドールといった強豪揃い。今年もクロノジェネシスは主役候補だが、極悪馬場の凱旋門賞を走った直後、3歳馬もエフフォーリアを除けば、まだまだ字面の実績は積み足りない面々で、単純な話、昨年と比べて総合的なメンバーレベルが上がった印象はないのだ。

 札幌記念や前走を見る限り、自身の能力に衰えは感じられず、今年は最内枠&Cデムーロという強力なアイテムも得ての参戦。折り合いや発馬には相変わらずの課題があるが、この点も変に先入観のないテン乗りが良い方に出る可能性は低くないだろう。一撃を期待できる状況は整った」

ペルシアンナイト

長らく勝利から遠ざかっているペルシアンナイトの大激走はあるか

久光匡治

筆者:


2001年入社。美浦ポリトラック・芝担当の時計班。時計を採る傍ら、想定班としても厩舎取材に出る業界でも稀な二刀流トラックマン。好きな馬券はワイド。現在、グリーンチャンネル『ケイバどーも』に出演中。