【京都金杯】初笑いといきたい一戦で 調教での充実ぶりが目立つ馬とは

調教班レポート
京都金杯

 明けましておめでとうございます。栗東も暮れからウッドコースの自動計測が開始。追い切りをくまなくチェックできるようになったことで、昨年以上の結果を残せるように努力いたしますので今年もよろしくお願いします。(栗東調教班・持木秀康)

調教内容も良化して 明け4歳馬ヴィジュネルの一発

 手始めの京都金杯は、阪神カップを除外になってここにスライドしてきたが、31日のウッドで長めからビッシリと追われ終い1Fも11秒2。鋭く伸びて結果オーライになったヴィジュネルの一発でスタートを決めたい。
 2走前の休養明け当時は馬なり主体の調整で、いかにも休み明けと言った仕上りながらコンマ3秒差の2着に健闘。成長がうかがえるレースになった。一叩きされた前走は、1週前に長めからビッシリ追われ明らかに調教内容が良化。不安だったゲートも決めてここに来ての上昇度はこのメンバーでは随一の存在。相手なりに走れる馬でもあり、昇級の重賞でもハンデ戦なら3着以内は十分可能とみた。

ヴィジュネル

ここに来ての上昇度が魅力のヴィジュネル(写真は前走・奥多摩S勝ち時)


素質開花で本格化 勢い目立つエアロロノア

 秋華賞馬エアメサイヤを祖母に持つ良血エアロロノアも、このメンバーでは勢いの目立つ一頭。1週前の日曜追いで長めから追われるのがいつものパターンだが、今回は暮れの26日に6F82秒1をマークと、前走時を明らかに上回る負荷がかけられた。岩田望騎手もここで初重賞制覇を決めて飛躍の一年にして欲しい。

エアロロノア

坂路でもキビキビとした動きが目立っているエアロロノア

筆者:


1969年広島県呉市生まれ 1991年入社。栗東時計班。予想も馬券も妙味のある穴馬狙い。趣味はギャンブル全般。