京成杯で印を打つべき馬は？ 「本物の素質」を持つ２頭

京成杯：とっておき穴馬

二代目・穴の料理人　編集・大木（競友）

ヴェローナシチー

「長期休養明けの前走の未勝利戦は早目に外々を回って進出し、直線で素質馬に競り勝つ好内容だった。振り返れば新馬戦はハイレベルな一戦で、加速ラップを余力十分に突き抜けたピースオブエイトはおそらく重賞級。２着したグランディアも既に２勝を挙げているように、３着だった本馬も１勝馬中心の重賞なら十分に通用していいだけの能力がある。コーナーで加速できる強味があり中山２０００ｍは向くタイプで、徐々に内が荒れてきて差し有利な傾向になりつつある馬場も好都合。この中間の攻め気配はグンと上向いており、輸送さえクリアできれば重賞でも好勝負を期待できる」

１勝馬だらけで難解な一戦だが、能力秘めたヴェローナシチーは買いの一手

頼れる姐さん参上！　小野智ＴＭ

ホウオウプレミア

「高額で取引された割には常にコメントが控え目な馬だが、逆に言えばそれも陣営の期待値の高さの裏付けと言えよう。前走の百日草特別時、美浦に追い切りに駆け付けた岩田康ジョッキーに聞いた際には“まだまだ、全然子供。これからの伸びしろしかない馬”と言っていたのだから、勝てなかったことよりも２着に来たことを評価すべき。一長一短の若駒戦で、段階を踏みながら力を付けているこの馬に期待したい」