【高松宮記念】昨秋の王者が不在なら女王レシステンシアで軸は“鉄板級”!?
~過去10年の高松宮記念の傾向分析~
◇ステップ別成績
・香港スプリント〔1.0.1.2〕
・阪急杯 〔3.3.3.37〕
・シルクロードS〔4.2.2.22〕
・オーシャンS 〔1.2.4.58〕
昨年の優勝馬ダノンスマッシュは、香港スプリントからの直行ローテで見事に勝利。前年の香港スプリント出走組も含めると〔4.2.1.5〕と要注目。阪急杯で1番人気に推された馬が、〔2.3.1.2〕と好成績を収めているのも見逃せないポイント。連対率62.5%・複勝率75%と安定感は抜群。シルクロードS組は、勝ち星こそ多いが、京都改修の影響で同じ中京に舞台を移した昨年が全頭馬券圏外と意外な結果だった。
上記を踏まえた上で、さらに重要視すべきは「牝馬」の存在。過去10年で2勝,2着4回,3着3回と馬券に絡む頻度は多い。データで好走した牝馬の条件を絞ると、【4~5歳・前走重賞で1~2番人気・前走0.2秒差以内】を満たす牝馬は〔2.3.2.3〕と狙い目。
この好走条件に合致するレシステンシア(栗東:松下厩舎)を今年は推奨する。昨年の2着馬で1200m戦はG12着3回を含む4戦4連対と安定感は抜群。今回は昨年敗れたダノンスマッシュがターフを去り、スプリンターズSで後塵を拝したピクシーナイトも不在となれば、阪神ジュベナイルF以来のG1制覇にも期待は膨らむばかりだ。
相手候補にダイアトニック(栗東:安田隆厩舎)は見逃せない。上記データからも〔2.3.1.2〕と好成績を収めている前走阪急杯の1番人気馬で、その阪急杯も完勝といえる内容。ここへ来ても衰えは全く感じない。一昨年の3着馬で、その時受けた直線での不利は勝ち馬モズスーパーフレアよりも大きなロスに繋がるもので、決して力負けを感じるものではなかった。怪我を乗り越えて、2年越しのリベンジに期待したい。そして鞍上の岩田康誠騎手も先週は2日連続のメイン勝利と絶好調で人馬の勢いにも注目だ。
さらに、高松宮記念は芝1200m初出走となる馬が活躍しているレースで、直近3年で計5頭も馬券に絡んでいる。今年はグレナディアガーズ、サリオス、ロータスランドの3頭が芝1200m初挑戦となるが、なかでも注目したいのがサリオス(美浦:堀厩舎)。左回りで5戦3勝2着1回で、崩れたのは直線で不利があった安田記念のみ。530キロを超す大型馬で、ガッチリとした体型からもスプリンター色が強く、この条件がピッタリとハマる可能性は十分ある。(優馬データ班)
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