【大阪杯】エフフォーリアの仕上りは如何に? 有力馬の調教チェック

調教班レポート
大阪杯

注目の始動戦 エフフォーリアに死角はあるか?

 昨年の年度代表馬であるエフフォーリアが古馬の中距離GI大阪杯で始動。ほかにも好メンバーが揃い、ドバイや、丸田騎手の初のGI制覇と、色々あった先週に負けないぐらいの熱いレースが期待できそう。
 その大阪杯だが、何といってもエフフォーリアだろう。先週の追い切りVTRではまだ重いかなという感じだったが、今週は素軽い動きで不安を払拭し、順調な仕上りをアピール。距離もベストと思われる2000メートルなら無様な競馬はできない。

エフフォーリア

最終追いでは抜群の動きを見せて好仕上りをアピールしたエフフォーリア


これまた状態は文句なし 最大の敵はジャックドール

 一方、関西馬での注目はジャックドール。順調に使われており、更に今週のCウッドではラスト10秒8と、状態に関しては文句なし。レイパパレがここにきて逃げの手を選択でもしない限り、今回も自分のリズムで運べそうだ。阪神の馬場状態も良いし、エフフォーリアに冷や汗をかかせる以上の場面があるかもしれない。
 そのほかでは、アリーヴォキングオブコージ。ともに、条件的にピッタリという馬ではないが、とにかく調教の動きが良い。武豊騎手、横山典騎手と経験豊富な鞍上もまた魅力だ。(栗東調教班・市場丈也)

ジャックドール

ラスト1ハロン10秒8と文句なしの動きを見せたジャックドール

筆者:


1980年大阪生まれ 2018年入社。栗東時計班。予想は過去のレース内容を重視しつつ、攻め馬で動いた馬にも注目。馬券は、基本単勝が付けば、付かないなら馬連でというスタイル。