武豊＆ドウデュースは危険な人気馬！？ 実績上位でも「買いにくい理由」とは【皐月賞】

～過去10年の皐月賞の傾向分析～

２頭の２歳王者に無敗の重賞ウイナー、トライアルの上位馬が揃い踏み。例年以上に混戦模様となった今年の皐月賞。そこでまずは実績上位の２歳王者２頭に注目してみたい。

★明暗分かれる２歳王者

過去10年、前年の２歳Ｇ１の勝ち馬は〔３.１.０.７〕。中でもその後に負けなし、または直行ローテでここに臨んだ馬は〔３.１.０.０〕とパーフェクト連対。近３年の勝ち馬３頭中２頭もこのパターンに当てはまっていた。これに該当するキラーアビリティはたとえ人気でも外せない。一方で、Ｇ１制覇後に敗れていた馬は〔０.０.０.７〕と全頭が馬券圏外に沈んでいる。前走敗退のドウデュースには黄信号とも言えるデータだ。

ドウデュースは名手を背に「不吉なデータ」の壁を越えられるか！？

★相手候補はトライアル組から

　これらと並んで人気を集めそうなのが、２戦２勝のイクイノックスとダノンベルーガ。但し、この２頭は過去10年で〔０.０.０.５〕のキャリア２戦馬。サンプル数が少なく、データ的には取り扱いが難しいが、過信は禁物か？
となれば狙いはトライアル組。特に注目したいのが、過去10年で〔０.５.２.32〕の前走・弥生賞組。勝ち馬こそ出さないが、そこで４角２番手以内、５番人気以内かつ４着以内なら〔０.３.０.３〕。さらに芝2000ｍで重賞・ＯＰ勝ちのある馬に限れば〔０.３.０.１〕で連対率は75％。アスクビクターモアに要注目。（優馬データ班）

弥生賞で１番人気ドウデュースの追撃を凌いだアスクビクターモア