エリカヴィータは「オークスの権利獲れる好仕上げ!」【フローラS・調教ジャッジ】

調教班レポート
フローラS

日曜日の東京メインはオークストライアルのフローラSが組まれている。短距離指向が強い美浦の坂路調教馬だが、長めの距離には珍しく5頭がエントリーしてきており、好結果を期待したいところ。その中から、気配の良かった2頭をピックアップ。(美浦調教班:宮崎敏明TM)

フェアリーS以来、久々となるエリカヴィータ(美浦:国枝厩舎)は追い切り6本を全て併せ馬で消化してきた。馬体を併せると気合いを前面に出して余力十分に併入と、休養前よりもパワーアップした印象。新馬戦を快勝した東京に舞台が替われば、オークスの権利取りへ向けて視界は良好といえる。
エリカヴィータ

エリカヴィータ 加速ラップを差し切る圧巻のデビュー果たした東京で逆襲へ!

 
デイジー賞を快勝したルージュエヴァイユ(美浦:黒岩厩舎)は中間は坂路→コースのパターンから、レース当週は坂路の2本追い。疲れを残さない工夫と推測するが、肝心の動きは持ったままで楽々と先着と抜群だった。デビューから無傷の2連勝と勢い十分だが、更に充実してきている様子が感じられた。
ルージュエヴァイユ

2戦無敗のルージュエヴァイユがいよいよ東京へ初見参!

 
担当コース外にはなるが、ラスール(美浦:宮田厩舎)の仕上がりもいい。ウッドコースで古馬を追走して5F66秒台と攻め内容を強化。今回はマイルから2000mへの距離延長が課題となりそうだが、調教からはひと回り成長した姿が見てとれ、難なくクリアしても不思議はない。
 

筆者:


美浦時計班・坂路コース担当。馬券は馬連とワイドがメイン。堅い軸馬を探し相手を絞り込めた時が勝負で、買い目は1~2点が多い。