驚異の回収率「800%超え!」を誇る“穴馬の方程式”とは!?【福島牝馬S】
~過去9年の福島牝馬Sの傾向分析~
※新潟開催の昨年を除いた過去9年のデータから、今年の好走馬を考察していく。
福島牝馬Sは、前走中山牝馬S組が〔8.6.2.46〕と馬券圏内の半数以上を占めている。まずは中山牝馬S組の傾向から分析する。
◇中山牝馬Sの着順別成績
・1着 〔1.2.0.0〕
・2着 〔2.1.0.1〕
・3着 〔1.0.1.4〕
・4~5着〔1.1.0.9〕
・6~9着〔2.2.1.14〕
・10着以下〔0.0.0.18〕
◇中山牝馬Sの斤量別成績
・51キロ以下〔0.0.0.4〕
・52キロ 〔1.1.1.8〕
・53キロ 〔3.3.1.18〕
・54キロ 〔2.0.0.9〕
・55キロ 〔1.1.0.5〕
・56キロ 〔1.1.0.2〕
中山牝馬Sの1着馬は、福島牝馬Sにおいても連対率100%と好成績を残している。中山牝馬Sで53キロで馬券に絡んだ馬が、福島牝馬Sで乗り替わりがなければ〔2.1.0.0〕と安定していることから、合致する中山牝馬Sの覇者クリノプレミアム(美浦:伊藤伸厩舎)は外せない。
そして中山牝馬Sはハンデ戦なのに対して、福島牝馬Sは別定戦となるため、斤量の変化は押えておきたい重要なポイント。今年の中山牝馬Sの勝ち馬クリノプレミアムは斤量53キロでの前走勝利。逆に2着馬アブレイズは前走56キロと背負わされていた。両者は今回、同斤量の54キロとなることから、アブレイズ(栗東:池江寿厩舎)も見逃せない。中山牝馬Sで56キロの斤量を背負って3着以内に好走した馬は〔1.1.0.0〕とパーフェクト連対。元々、3歳時にフラワーC勝ちの実績がある素質馬で、前走復調の兆しを掴んだ菅原明騎手とのコンビなら引続き期待できそうだ。
“穴馬の方程式”とは
◇前走クラス別成績
・重賞 〔9.6.5.63〕
・OP特別 〔0.0.1.16〕
・3勝クラス〔0.2.3.15〕
注目すべきは、前走3勝クラス組。この組は【前走芝1800m~2200m・関東馬】という条件を満たすと〔0.1.3.2〕で複勝率66%。複勝回収率は驚異の“800%超え”を誇る。
今年は該当馬が2頭(ホウオウエミーズ、エヴァーガーデン)いるが、この2頭はスピカSで対戦しており、ホウオウエミーズがエヴァーガーデンを3馬身半ちぎっている。ここは対戦比較から、ホウオウエミーズ(美浦:池上和厩舎)に注目したい。(優馬データ班)
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