【函館記念】荒れるハンデ重賞でも「軸に信頼できる一頭」とは

～過去10年の函館記念の傾向分析～

荒れるハンデ重賞というイメージ通り、過去10年で１番人気馬は〔１.０.０.９〕と僅か１回しか馬券に絡んでおらず、トップハンデ馬も〔１.２.０.７〕と信頼を置きづらい傾向。

◇前走レース別成績
・目黒記念　〔２.１.０.10〕
・鳴尾記念　〔２.０.１.８〕
・巴賞　　　〔１.５.２.47〕
・新潟大賞典〔１.１.２.６〕
前走・目黒記念で一桁着順だった馬は〔２.１.０.０〕とパーフェクト連対。目黒記念２着からの臨戦で、今年このデータに合致するマイネルウィルトス（栗東：宮厩舎）に注目する。昨年の函館記念こそ８着止まりも、札幌記念では強敵相手に４着と健闘したように洋芝適性は十分ある馬。ＧII２着２回の実績を積み重ねて臨む今年だが、ハンデは昨年と同じ56キロ。昨年よりも力を付けた今なら重賞初制覇は目前とみた。

晴雨兼用も心強いマイネルウィルトスが重賞初制覇へ！

そして、もう一方で今後活躍が増えてきそうなステップが“前走・大阪杯組”。ＧＩ昇格後、まだ一頭しかこの函館記念には出走してきていないが、距離も同じで小回りといったコース形態からも関連性は高そうなステップと見ている。今年はその大阪杯で上がり最速をマークし、0.5秒差６着に善戦したスカーフェイス（栗東：橋田厩舎）が参戦。３走前の中山金杯では、昨年の函館記念の覇者トーセンスーリヤにも先着しており、実績的にここで勝ち負けして不思議ない存在だ。

末脚一閃スカーフェイスが再び重賞で魅せる！