【函館記念】白毛馬ハヤヤッコが高配当を演出!?「芝重賞でも買える」ワケとは

想定班レポート
函館記念

今年の函館開催もいよいよフィナーレを迎える。今週は土日ともに重賞が組まれており、最終週に相応しい華のある番組構成になっている。そんな函館日曜の重賞である函館記念は、白毛馬のハヤヤッコ(美浦:国枝厩舎)に注目したい。前走の天皇賞(春)は初めての芝GI挑戦でタフなものになってしまったが、2走前の久々の芝だったGII日経賞ではタイトルホルダーを筆頭に目黒記念を勝つボッケリーニや先週の七夕賞2着馬ヒートオンビートらを相手に、僅差の5着に健闘。上がり最速をマークしたようにゴール前の脚は同馬が最も目立っており、前残りだった展開も考慮すれば価値のある5着だったとみて良い。

ハヤヤッコ

白毛馬ハヤヤッコが消耗戦になれば大駆けも!?

夏場に重賞を含め1,1,3着と実績があり、この時期は得意としているのも心強い。また洋芝は初めてになるが、スピード勝負の軽い馬場より時計のかかる馬場向きのタイプのため、むしろ望むところ。さらに週末の雨予報もこの馬にとっては追い風で、今回はだいぶ条件が揃った印象を受ける。ただハンデ57キロは若干見込まれた感じだが、ダートでは58キロでオープンを制しており、斤量は大きなマイナスにはならないとみたい。近走よりも相手関係が楽になるローカルGIIIの今回なら展開や馬場さえ噛み合えば、馬券圏内突入も十分にあるはずだ。


そして、今年の函館開催最後のレースである函館12R湯の川温泉特別は、クムシラコ(美浦:石毛厩舎)でハッピーエンドを迎えたい。前走は7着と一見、平凡な成績だが着差はコンマ1秒と僅差だった。これは大外枠で外々を回らされたことがかなり影響したもので、少しでもロスなく運べていたら違った結果になっていた可能性は大きい一戦でもあった。元々、自在性があるタイプで差し馬の多いこのメンバーならそこが武器になるハズ。今年の函館開催はこの馬が締めてくれるとみる。(美浦TM 馬場大輔)

クムシラコ

函館ラストはクムシラコの一発に期待!

筆者:


1986年福岡県生まれ 2010年入社。美浦の厩舎取材を担当。基本は穴狙いだが、厩舎情報を重視するスタイル。この世界に入ったきっかけは、大学時代に東京競馬場が近かったので。

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