アイビスＳＤ・クイーンＳの“軍資金ＧＥＴにオススメ”の注目２歳馬とは

今週は新潟・札幌で合計６鞍が組まれている新馬戦。この中から美浦所属の注目２歳馬を紹介したい。（美浦調教班：伊利和恭ＴＭ）

【土曜新潟５R ２歳新馬 芝1600ｍ】

・イコノスタシス　福永騎手 （美浦：古賀慎厩舎）

「母パストフォリアは現役時代に４勝。本馬の１歳上の半姉サブライムアンセムは今年のフィリーズＲを制した実力馬。さらに３回東京開幕週の新馬戦を楽勝したノッキングポイントは従兄弟にあたり、両馬ともにサンデーサイレンスの４×３のクロスを持つ。ＤＷコースで２週続けて２勝クラスの古馬と併せて水準以上の動きを見せており、初戦から動ける態勢だ」

・モリーダーリン　戸崎圭騎手 （美浦：国枝厩舎）

「４勝を挙げてオープン入りした半兄トラインは、昨年のキャピタルＳで２着。追い切りを開始して間もない段階から、古馬のオープン馬と併せるなど英才教育を施されており、新馬戦３着の僚馬を１秒以上追走した最終追いは迫力満点。動きだけなら先述したイコノスタシス以上の評価もできる」

【日曜新潟５R ２歳新馬 芝1800ｍ】

・シーズンリッチ　戸崎圭騎手 （美浦：久保田厩舎）

「母エバーシャルマンは２勝に留まったが、フローラＳ５着、紫苑Ｓ３着とオープンでも通用する能力を示していた。本馬は併せ馬でのパートナーは常に格上が相手。中身の濃い追い切りを消化し、１歳上の半姉エバーシャドネーに続く新馬Ｖを狙う」

【日曜札幌５R ２歳新馬 芝2000ｍ】

・ライツオブキングス　横山武騎手 （美浦：鹿戸雄厩舎）

「社台ＲＨにて総額7,000万円で募集された良血馬。愛知杯とマーメイドＳを制した母マキシマムドパリは、秋華賞でも３着に好走した実績馬。美浦のＤＷコースを中心に乗り込まれ、１週前には１勝クラスの３歳馬を追走して馬なりで１Ｆ11秒５をマーク。輸送を挟んだ直前は調整程度に留めたが、札幌芝コースの併せ馬で軽快な脚捌きを披露。初戦から好勝負になる」