【札幌記念・北九州記念】ともに注目したい“2頭の攻防”

調教班レポート
札幌記念北九州記念

先手争いに注目!

 今週は札幌で札幌記念、小倉で北九州記念と、それぞれ楽しみな中距離、短距離の重賞が行われる。

 札幌記念は今年もソダシが参戦。それだけで注目が集まるが、個人的に楽しみなのはジャックドールパンサラッサの先手争い。たとえ、スンナリ兼ね合いがついたとしてもペースが速くなることは必至で、レースを面白くしてくれるはず。

パンサラッサ

ハナは譲らぬ構えのパンサラッサが先手を取りそうだが…(写真は今年2月の中山記念)

 

今後のスプリント界を担えるか?

 北九州記念での注目は軽量が味方したとはいえ、1分5秒8の日本レコードでCBC賞を快勝したテイエムスパーダと、函館スプリントを楽々と勝利したナムラクレアの3歳馬2頭。ともに斤量は3キロ増えるが、サマースプリント王者の行方以上に今後のスプリント界を担える存在なのか、という意味で非常に楽しみな1戦となりそう。(栗東調教班・市場丈也)

ナムラクレア

キレのある動きで好仕上りをアピールさるナムラクレアが人気では上回りそうだが…

筆者:


1980年大阪生まれ 2018年入社。栗東時計班。予想は過去のレース内容を重視しつつ、攻め馬で動いた馬にも注目。馬券は、基本単勝が付けば、付かないなら馬連でというスタイル。