ユニコーンＳ、マーメイドＳの「軍資金ＧＥＴ」にオススメの“厳選２頭”を紹介！

　本州では梅雨の真っ只中でジメジメと湿気の多い時季に入ったが、一方で先週開幕した函館はカラっとした快適な気候。それは人間に限らず馬にとっても当てはまる。今週は土日１頭ずつ函館競馬から推奨馬を挙げたい。

　まずは土曜は函館６Ｒ新馬戦からゼルトザーム（栗東：加用厩舎）を推奨。栗東では５月中旬から時計を出し始めて、併せ馬でも再三素軽い動きを披露してきた。特に先月24日の栗東芝コースでの動きが絶好で、反応の良さは印象に残っている。今月初めに函館競馬場へ輸送後も順調に調整が進んでいるようで、今週も浜中俊騎手を背に併せ馬で先着。追い切りを見届けた加用調教師も「仕掛けてからの反応が良かった。芝でも大丈夫そうだが、ヘニーヒューズ産駒だしダートは合っている」と手応えを口にする。「ゲートは結構速かったよ」と栗東でも調教助手の心強い話も聞けただけに初戦から狙ってみたい。

　日曜の函館７Ｒはここを目標に態勢が整ったデームフォーチュン（栗東：高野厩舎）。輸送が苦手で、どうしても当日輸送だと力を発揮できないタイプ。２走前の小倉も早めに滞在した効果で変わり身を見せた。連闘で臨んだ前走も強敵相手に３着と善戦し十分力は示した。この中間はリフレッシュ効果もあり、仕上がりは上々。予定通り早めに函館競馬場に入厩し、比較的メンバーも手薄になる２週目を照準に定めて調整が進められた。高野調教師は「現地でゲート練習を入念にできるのも大きいですね。休み明けでも力を出し切ってくれれば」と確かな手応えを掴んでおり、久々でも勝負になる。