【宝塚記念】毎年活躍が目立つ「牝馬」がイクイノックスに“待ったをかける”可能性大!?
今週末で東京・阪神開催は終了し、来週からは福島・中京開催に。同時に美浦トレセンの調教開始時間も今の6時から5時になり、一気に夏競馬の様相へと変わる。関東の梅雨明けも間近という話もあり、ここからは人馬とも暑さとの闘いにもなるが、読者の皆様もくれぐれも体調管理と水分補給には留意なさってください。
夏前の上半期総決算のGI最終戦である宝塚記念には、「ワールドベストレースホースランキング1位」のイクイノックスを始めGI馬8頭が出走し、なかなか豪華なメンバーが揃ったが、そのイクイノックスは調整の難しい海外帰りの上に栗東滞在という今までと違う環境での調整で、一抹の不安がないワケではない。未だに本命は迷っているが、個人的に宝塚記念は牝馬が優勢と思っている。勝ち馬としてスイープトウショウやリスグラシュー、クロノジェネシスがパッと頭に思い浮かんだが、3着以内に目を向けてもブエナビスタやジェンティルドンナ、デニムアンドルビー、ミッキークイーンら錚々たる面々が並ぶ。傾向から今年も牝馬であるライラック、スルーセブンシーズ、ジェラルディーナ絡みの馬券を買うことは決めているが…。当日のパドックにも注目しつつ最終判断をするつもりだ。
ほか、今週取材の手応えが良かった馬の中から、黒岩厩舎の2頭を取り上げたい。まずは土曜東京6R新馬戦のアスコリピチェーノを。「身体のバランスが良く、気持ちの切り替えが上手なタイプ。オンとオフがシッカリできているね。いい精神状態で臨めそうだし、スピードがあってスタートも速めなので東京1400mという舞台も合っていると思う。初戦から楽しみだよ」と好感触。ルメール騎手騎乗なので人気は集めるだろうが、軸馬に推したい。
もう1頭は土曜東京12Rのホイッスルソング。先週の1400m戦は出走間隔の関係で使えず除外されてしまったが「影響はないし、いい仕上がりで出走できる」とトーンは下がっていなかった。「前走はプラス20キロでもふっくらと見せ太くはなかったが、今回はそこから10キロほど絞りスッキリ見せるようにした。意図的に体をシェイプアップしたが、調教でもタメが利いてメリハリのある走りになってきたし、マイルに距離が延びても、もうひと脚使えると思う。楽しみだよ」とのことだった。先週、ユニコーンSを勝った厩舎の勢いに乗ってここも狙い撃ち。
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